阪急電鉄、大阪梅田駅「将来のありたい姿」実現へリニューアル開始

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2025年11月26日 23:40  マイナビニュース

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阪急電鉄は26日、阪急阪神ホールディングスが2022年に発表した「梅田ビジョン」にもとづき策定した「大阪梅田駅の将来のありたい姿」を具体化するため、2026年1月から大阪梅田駅のリニューアル工事に着手すると発表した。


「梅田ピジョン」における主要プロジェクトのひとつとして、大阪・梅田エリアの価値向上を目的とする「芝田1丁目計画」を阪急電鉄は推進している。「大阪梅田駅の将来のありたい姿」は、この計画の実施に向けて策定された。

大阪梅田駅の「将来のありたい姿」に関して、すべての利用者に居心地の良さを提供するインクルーシブな空間づくり、周辺エリアと駅をシームレスにつなぐ移動環境の実現、長い歴史の中で育まれてきた「阪急らしさ」の継承と進化の3点を柱としている。マルーンカラーの電車が並ぶホーム、広々としたコンコースといった大阪梅田駅らしい風景を大切にしつつ、新しい魅力や体験を生み出す駅空間をめざすとしている。



2026年1月からのリニューアル工事は、3階コンコースとホームを中心に実施。駅設備の充実とゆとりのある動線づくりをめざし、まず神戸線・宝塚線・京都線の列車停止位置を十三側へ約14m移動させる。停止位置の変更後、駅設備のレイアウトを順次見直し、多機能トイレ、授乳室、カームダウンスペースなど多様な利用者に配慮した設備の整備も進める。



その他、2031年頃から全ホームに可動式ホーム柵を順次設置するとともにホーム床面を改良し、ホームと車両の段差・隙間の低減を図る。茶屋町口改札口で2026年春頃からエレベーターの設置工事を行い、新たなバリアフリー経路を整備する。(佐々木康弘)

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