
喜びの金ネクタイだ。広島栗林良吏投手(29)が26日、マツダスタジアムでの契約交渉を終えて会見場に姿を見せた。今季は開幕から抑えを任されながらも精彩を欠く登板が続き、シーズン途中から配置転換された。減額提示も覚悟していた中で望外の2000万円アップに「すごくいい評価をしてもらって、金額も上げてもらいました。大満足です」と笑顔がはじけた。紺色とのリバーシブルだったネクタイも、チームメート坂倉からの「アップだったら金の方がいいですよ」という助言から胸元を輝かせた。プロ入りから5年連続増額となる1億8000万円で更改した。
「正直、維持だったらいいなぐらいで思っていた。上げてもらえたのはすごいうれしいことですし、“来年、先発でも期待している”も言ってくださった。それも多分含まれているので、何とかその期待に応えたい気持ちが今、一番強いです」
来季、プロでは初挑戦となる先発への期待料が込められていると感じている。。今季まで通算271試合はすべて中継ぎだった。「不安な気持ちが一番強い」と本音を吐露するが、例年以上に高いモチベーションでオフを過ごしている。先発仕様の体づくりに取り組み、キャッチボールの数も増やしている。「ルーキーじゃないので、先発は初めてですけど、6年目の選手としてチームを引っ張っていければと思う。球団からも“貯金を作って欲しい”と言ってもらっていますし、まずはそこを目標にやりたい」。先発ローテ枠に入るだけでなく、先発の柱となることが期待されている。
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