
国内FA権を行使した日本ハム松本剛外野手(32)が26日、巨人と契約合意に達した。今季の推定年俸は1億1000万円で、金銭&人的補償が必要なBランクとみられる。日本ハムは今後、巨人に対するFA補償の内容を検討していく。球団幹部は「まだまだ、これから。正式に手続き通りに来れば、検討します」と話すにとどめた。
過去に日本ハムが人的補償を選択したケースは3度ある。
<過去の日本ハムのFA人的補償(FA選手⇔人的補償)>
95年 河野博文(日)投⇔川辺忠義(巨)投
13年 鶴岡慎也(日)捕⇔藤岡好明(ソ)投
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22年 近藤健介(日)外⇔田中正義(ソ)投
日本ハムが巨人に対して人的補償を求めたのは30年前の1度だけで、これがNPB初のケースだった。
これまで日本ハムから巨人へFA移籍したのは95年河野博文、06年小笠原道大、09年藤井秀悟、16年陽岱鋼に続いて今回の松本剛で5人目。
07年までは全てのFA移籍選手が補償対象で、09年藤井はCランクで人的、金銭補償はなかった。今回、日本ハムは巨人から送られてくるプロテクト名簿を見て、どう判断するのか注目だ。
◆FAの補償 FA権を行使した選手は旧球団での年俸によりA〜Cのランクに分けられる。A(旧球団での年俸が上位3位)、B(同4〜10位)の選手が移籍した場合、獲得球団は規定にのっとり、旧球団への金銭補償や人的補償に応じなければならない。C(同11位以下)は不要。年俸は日刊スポーツ調べ。人的補償はプロテクト28人と外国人、直近ドラフト獲得選手を除いた選手が対象。
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