【広島】坂倉将吾「やり返したい」「巻き返したい」プロ10年目で初の減額更改　正捕手奪取誓う

広島坂倉将吾捕手（27）が27日、マツダスタジアムで契約交渉を行い、1000万円減の1億4000万円でサインした（金額はすべて推定）。

プロ10年目で初の減額更改に「いいシーズンだったとは言えないシーズンだったので、それ相応の評価をいただいて、また期待をかけてもらう言葉ももらったので、納得はしています」と悔しさを胸にしまいサインした。

坂倉は今季、春季キャンプ終盤に右手中指を負傷し、3月4日には手術を受けた。リハビリをへて、4月29日巨人戦で1軍に合流。5月1日巨人戦からスタメン起用され、正捕手を任された。だが、攻守両面で精彩を欠き、盗塁阻止率は昨季の3割8分5厘から1割8分1厘に悪化。持ち味とした打撃でも5年ぶりに規定打席に届かず、打率は2割3分8厘にとどまった。

11月21日まで宮崎・日南市で行われた秋季キャンプに3年ぶりに参加して、後輩たちとともに汗を流した。「（今季は）自分の実力のなさを痛感した。純粋にうまくなりたいと掲げてキャンプに取り組んだ。やり返したい、巻き返したいというのが一番」。昨季も前半戦は打撃不振に陥るなど安定しないシーズンが続くだけに、来季は結果で示して再び自身の地位を固めなければいけない。