
巨人山瀬慎之助捕手(24)が2度目の契約更改に臨み、320万円増の1000万円で合意した。正捕手争いへ、「試合に出たいという気持ちは伝えました。1人のプレーヤーとして実力をつけるしかないんですけど、僕は勝負できると思っている。支配下は5人しかいないですけど、僕はその中の一番になることに、一番っていうところで勝負していこうって気持ちが一番」とスタメンを目指す。
17日に行われた契約更改を保留していた。後日、「話し合いの中で『わかりました。来年頑張ります』とはなれなかった」と明かしていた。「若い時間の今がめちゃくちゃ大事。今すぐに試合に出たい。他のチャンスがあるならという気持ちも、1年間やっていく中であった。気持ちは伝えました」と球団側と話し合ったという。
星稜から19年ドラフト5位で巨人に入団した。今季は2軍の正捕手として自己最多100試合に出場し、自身初の打率3割超えも記録していた。
ただし、ソフトバンクから甲斐が加入し、岸田、大城、小林と球界を代表する捕手がそろうチーム事情で、1軍出場は1試合にとどまった。
10月1日中日戦(東京ドーム)でスタメン起用されると、1回2死二、三塁からプロ初打点となる2点適時打を放った。結果を残し、結果を残せる自信もある。だからこそ危機感が募っていた。
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この日は改めてチームと話し合い、来季以降で移籍も含めた選択肢が頭にあることは理解してもらったという。「戦力として考えていただいてる。そこは全力でやっていく」と説明した。
オフには昨年に引き続き、甲斐拓也に合同練習をお願いした。「阿部さん(阿部監督)っていう目標もありますけど、現役でやってる選手の中で一番尊敬する選手。僕に抜いてほしいと思ってるんで。もう遠慮なく勝ちにいって気持ちよく引退して…まだまだですけど(笑い)」と宣言。「全然まだまだなんですけど、もう全然今すぐに勝つくらいの気持ちでいますし、その中でもプレーヤーとしても人間としても尊敬する部分しかないです」と、名だたる先輩捕手に挑む決意を固めた。(金額は推定)
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