
電車での居眠りは日本の安全神話の象徴だが、時には地獄を見ることも。三重県在住の50代女性から、そんな悲惨なエピソードが寄せられた。
大学生のとき、医療系の学生が所属する「医学卓球部」に入っていた女性。当時、茨城県に住んでいたとおり、その日はデビュー戦のために、都内の試合会場へ電車で向かっているときだった。
「鞄の中にユニフォームやラケットなど全部入れてあって、更に財布などの貴重品も入れたセカンドバッグも入れて、電車の網棚の上に置いて、周りに先輩たちがたくさんいるから安心してうっかり寝てしまってしまいました」
ところが、いざ降りるときになって驚愕の事態に気が付いた。(文:篠原みつき)
「カバンが全部なくなっていました……」
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周りに「先輩たちがいるから大丈夫」という安心感が、油断を生んでしまったのかもしれない。
「降りるときにそのカバンが全部なくなっていました……」
気が付けば、置き引きに遭ってしまったようだ。失ったのはお金だけではない。ユニフォームもラケットもなく、さぞかし絶望したことだろう。
「せっかくのデビュー戦も出られなかったし、帰りの交通費も何もなくて借りました。全財産おろしたばっかりのお金も入っていて、本当に困りました」
試合に出られなくなった上に生活費まで失い、泣きっ面に蜂とはこのことだ。
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およそ30年前の出来事で、現在は専門職で年収750万円を得ている女性だが、「貧乏大学生の全財産を盗むなんて許せない」と、いまだに怒りが収まらないようだ。
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