茨田は今季も湘南でJ1通算25試合のピッチに立っていた [写真]=兼子愼一郎 湘南ベルマーレは28日、MF茨田陽生との契約が満了となり、2026シーズンの契約を更新しないことを発表した。
茨田は1991年5月30日生まれの現在34歳。柏レイソルの育成組織出身で、U−18在籍時の2009年5月、Jリーグヤマザキナビスコカップ(現:JリーグYBCルヴァンカップ)でトップチームデビューを飾った。翌年に正式にトップチーム昇格を果たすと、同年のJ2リーグ優勝、翌年のJ1リーグ優勝に貢献。トップチーム昇格後、7年間にわたって柏で活躍し、第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会や2013Jリーグヤマザキナビスコカップの優勝も経験した。
2017年からの3年間は大宮アルディージャ(現:RB大宮アルディージャ)でプレーし、2020年より湘南へ完全移籍加入。初年度から主力の一角に君臨し、6年間にわたって活躍した。2025明治安田J1リーグでは、ここまで25試合のピッチに立っている。
契約満了により湘南を退団することが決まった茨田は、クラブを通してコメントを発表。湘南への感謝の思いを、次のような言葉で表現した。
「湘南ベルマーレに関わるすべての皆さま、本当にありがとうございました。今シーズン限りで湘南ベルマーレを退団することになりました。どんな時でも変わらず熱く応援してくださったファン、サポーターの皆さま、本当にありがとうございました。6年間このクラブで過ごした時間は、自分を強くしてくれただけではなく、人としても成長させてくれました」
「自分だけではなく、家族もこのクラブが大好きでした。試合の日には、楽しそうにスタジアムに来て応援してくれていました。勝っても負けても、いつも温かく迎えてくれていました。家族がベルマーレを好きになったのは、クラブ関係者、サポーターの皆さまが本当に素晴らしいからだと思います」
「このクラブを離れるのは本当に寂しいです。でも、この6年間を無駄にせず、前に進んでいきたいと思います。6年間、本当にありがとうございました」
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