オジエが選手権1点リードのポジションで最終日へ。首位にペナルティで勝田貴元が3番手浮上/ラリー・サウジアラビア3日目

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2025年11月29日 10:50  AUTOSPORT web

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セバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2025年WRC第14戦ラリー・サウジアラビア
 11月28日(金)、中東サウジアラビアでWRC世界ラリー選手権第14戦『ラリー・サウジアラビア』は競技3日目デイ3を迎え、ジェッダのサービスパークを拠点に行われた。

 TOYOTA GAZOO Racing WRT(TGR-WRT)からは5台のトヨタGRヤリス・ラリー1が出走し、陣営内最上位の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合3番手に浮上。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合5番手、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(17号車)が総合6番手へと順位を上げた。TGR-WRT2から参戦のサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)は総合7番手に後退し、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合8番手につけている。


■荒れた路面が選手を苦しめた最長距離の一日

 デイ3はジェッダ東側エリアで3本のステージを各2回走行し、合計134.34kmと大会最長の一日となった。気温は日中33度前後まで上昇し、路面は終日ドライコンディションだったが、再走ステージでは鋭い石が掘り起こされ、マシンとタイヤに厳しい環境となった。

 デイ2終了時点で首位と6.0秒差の総合2番手につけていたパヤリは、午前のSS9で2番手、SS10とSS11でも上位タイムを刻み総合3番手を維持。しかし午後のSS13でタイヤトラブルに見舞われ約2分をロスし、総合8番手へ後退した。

 一方、勝田は午前のSS12でオーバーシュートによりタイヤを痛めたものの、午後のSS13で3番手タイムを記録し総合4番手へ浮上。オジエは総合6番手、ロバンペラは総合7番手へと順位を上げ、エバンスも午前のタイヤ交換による遅れから総合9番手に戻した。

 デイ3最終のSS14ではロバンペラがベストタイムを記録。勝田との差を31.1秒に縮め総合5番手へ浮上。その後、首位を走行していたドライバーにタイムコントロール早着による1分のペナルティが科され、勝田が総合3番手に繰り上げたところでデイ3が終了した。

 オジエはタイヤの空気圧低下に見舞われたが、ロバンペラとの差を0.2秒に抑え総合6番手を維持。パヤリは総合7番手、エバンスは総合8番手でデイ3を終えている。

 デイ3終了時点で、ドライバーズ選手権2番手のオジエが首位のエバンスを1ポイントリード。最終日は最大10ポイントのボーナス獲得が可能であり、タイトル争いは最後まで激戦が続く見込みだ。

 チーム代表代行ユハ・カンクネン「ドラマチックな一日でした。とくに最後のステージは出来事が多すぎて、年老いた私の心臓には少々負担が大きすぎたよ」とコメントしている。

「ともあれ、我々のクルマはすべて無事だ。サミは良い走りを見せていただけに、タイヤ交換によって首位争いから脱落したのは残念だった。しかし、その代わりに貴元が表彰台圏内に浮上したのは喜ばしい」

「タイトルを争う3人のドライバーは今日も路面のクリーニングの影響で挽回のチャンスはほとんどなかったが、彼らの間では接戦が続いている。明日誰が頂点に立つのか、非常にエキサイティングな一日になるだろう」

 ラリー最終日となる29日(土)のデイ4は、サービスパークの北側エリアで3本のステージを走行予定。そのうち、全長33.28kmのSS16は今大会の最長のステージとなるため、さらなるドラマが待ち受けているかもしれない。3本のステージの合計距離は65.86km。リエゾン(公道区間)も含めた総走行距離は225.90kmとなる。

[オートスポーツweb 2025年11月29日]

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