
奈良国立博物館が収蔵している重要文化財の一つが、“あまりのかわいさ”に「AI生成かと……」「うそだろwww」などとX(Twitter)で話題です。「室町時代に魔法少女がいた?」そんなわけはないだろうに、一瞬そうかもと思わされるほどデザインがラブリー……!
話題のきっかけは海外から。考古学や美術品を解説しているアカウントが、14世紀日本の文化財を紹介した投稿でした。
それは全長が180センチほどある長柄のオノ。刃の全体が桃色がかっていて、一部にはハート模様の穴が入ったデザインは、確かにアニメに出てくる魔法少女を想起させます。もっとも、オノというモチーフがいかつくて、どちらかというとひねりの入ったパロディに思えますが。
そんな空想を喚起するこのオノは、奈良国立博物館が収蔵している重要文化財「入峰斧(にゅうぶのおの)」。もともとは山伏が修行の際、山林を切り開いて進むために使っていたものですが、のちに形式化して、峰に入る前の儀式に用いる道具になったといいます。
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ハートも古来から「猪目(いのめ、いめ)」と伝わる魔よけの模様。刃まわりも本来はさびた鉄の色で、照明の具合でピンク色に見えていたようです。
つまり、このオノは由緒正しい日本の道具だったわけですが、見た人はデザインの印象にあらがいがたかった様子。海外では「さすが日本だ」「魔法少女は歴史を通じて実在しており、その証拠は数多く存在する」といったジョークが飛び交うこととなりました。
その盛り上がりは当の日本にも飛び火し、「室町時代の日本に魔法少女(戦闘美少女?)がいた証拠だ」と引用した投稿が370万表示されるなど広く拡散。「ハートキャッチなんとかかな?(錯乱)」「山伏が使っていたらしいので、もしかしたら魔法(霊力)発動させてたかも?w」などと、さまざまな反応を呼んでいます。
出典:「国立文化財機構所蔵品統合検索システム」の画像」を加工のうえ使用しています(実際は全長が180センチほどある長物を、レイアウトの都合上、トリミングして刃のまわりだけ載せています)
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