『WEAPONS/ウェポンズ』© 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved深夜2時17分、17人の子どもたちが同時に姿を消した児童集団失踪事件の謎を描く、ネタバレ厳禁考察ミステリー『WEAPONS/ウェポンズ』がついに日本公開。
その最重要人物となる=担任教師を演じたジュリア・ガーナーの独占インタビューがシネマカフェにて解禁。また、全米プレミアに登場したドレスアップしたジュリア・ガーナーをとらえた写真3点もあわせて到着した。
本作を、サスペンス&ホラー映画の枠を超えた「つながりたいと望みながら、その方法がわからない人々を描く物語」と彼女は語る。
物語の舞台は静かな郊外の町。ある水曜日の深夜2時17分。子どもたち17人が、ベッドから起き、階段を下りて、自らドアを開けたあと、暗闇の中へ走り出し姿を消したーー。
小学校の教師ジャスティンが、ある朝教室に入ると、生徒たちが1人を除いて全員いなくなっていた。疑いをかけられた彼女は生徒への思いやりと、自身の名誉を守るため、独自に失踪事件の調査を始めるが…。
物語の鍵を握る最重要人物の担任教師ジャスティンを演じているのは、大ヒット海外ドラマ「オザークへようこそ」で頭角を現し、2019年の『アシスタント』で映画プロデューサーのアシスタントを演じて各批評家から絶賛され、直近ではマーベル作品『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』、さらに本作『WEAPONS/ウェポンズ』など、大作出演が続くジュリア・ガーナーだ。
本作を手がけたザック・クレッガー監督のデビュー作『バーバリアン』の大ファンだったというジュリア・ガーナーは、「ものすごく独創的で、いままで読んだことがない脚本でした。オリジナル作品っていまの時代どんどん少なくなっている気がします。しかもアンサンブル映画になっているんです」と、まず脚本に魅了されたことを明かす。
彼女が演じるのは、17人の子どもたちが突然消えたクラスの担任ジャスティン。ザック・クレッガー監督が「この作品には実質的に複数の主役がいます。それぞれが12分くらい『WEAPONS/ウェポンズ』の主役になれる。だから、キャスティングするたびに番組のスターを選んでいるような感覚でした」という通り、この作品は、ジャスティンを始めとする児童集団失踪事件に関わるキャラクターたちの複数の視点で描かれる秀逸な群像推理劇となっている。
最重要人物として疑われる教師ジャスティンとはどんな人物?
ジュリア・ガーナーは、「人生のドン底にいるときには、人は多くの疑念を抱いてしまいます。それは──感染する、とは言いたくないけれど──観客がジャスティンを見るときに少し疑いを持つのは大切だと思います」と言う。
「そのほうが観客は出発点を見出せますから。彼女は人とつながりたいし、愛されたいと願っているのに、自分は愛される存在ではないと感じています。正しいことをしようとしているのに、それでも十分ではないと感じているのです」と心の内側に疎外感を抱えている人物だと指摘する。
「だから彼女がクラスで築いている関係は大きい。教師は教えることで即座に承認を得られます。そのことが彼女に安定を与えています」と、生徒とのコミュニケーションが彼女の支えになっていたが、その子どもたちが突然姿を消してしまう。「生徒たちが彼女を地に足をつけさせ、目的を与えてくれる。だからそれを失った途端、彼女は方向性も目的も失い、人生が終わったように感じ、必死になってしまうのです」と、やむにやまれずに事件の真相に迫っていくジャスティンに寄り添った。
複雑なジャスティンの行動には、「面白いのは、彼女自身は自分をずっと『普通』だと思っていることなのです。本当はそうじゃないのに、『私は安定している』と思い込んでいます。しかも少し短気なところがあるのも面白い。普段は平気なのに、突然パッと怒り出す」と、独自の捜査を続ける担任教師のキャラクター像をさらに掘り下げた。
人々がつながりたいと望みながら、その方法がわからない。
『WEAPONS/ウェポンズ』が描くもうひとつのドラマ
さらにジュリア・ガーナーは、「奇妙な言い方になりますが、この映画は単なるサスペンス&ホラー映画じゃないと思います。これはラブストーリーでもある。ラブストーリーといっても、つまり『人々がつながりたいと望みながら、その方法がわからない』という物語。心の内では『愛されたい』、『好かれたい』、『誰かとつながりたい』と願いながらも、その方法がわからない人たちを描いています」と、単なるジャンル映画の枠を超えていると指摘する。
一方、息子の行方を追う父を演じたジョシュ・ブローリンも、「魅力的なキャラクターが登場して、それぞれが物語全体に不可欠な何かを表現する。それによって新しいジャンルが生まれた」と、登場人物の誰もが他人に言えないヒミツを抱えていることから生まれるもうひとつのドラマが、サスペンス&ホラーの新ジャンル映画へと進化していると語っていた。
なぜ、『WEAPONS/ウェポンズ』が全世界で大ヒットし、社会現象化したのか。
その背景には、親友の死をきっかけに脚本を書き始めたザック・クレッガー監督からの深いメッセージがある。誰かとつながりたいという切実な願いが、現代社会に生きる人々に共感され、支持された要因のひとつになっているのだ。
「クラスを愛しすぎる3年生の教師、この役柄を演じられるのはごくわずか」監督が明かす
そんなジュリア・ガーナーについて、ザック・クレッガー監督はこう語っている。
「ジュリアは一見、少し繊細な人と勘違いされやすいと思います。小柄な体格に、乱れたようなブロンドの髪。そしてとてもユーモラスな人です。でも彼女の核には、とてつもなく強い力があます。彼女の魅力は、この二面性を説得力ある形で自在に引き出せることにある。最初は弱い獲物のように見える人が……捕食者ではないけれど、何か圧倒的な存在に変わっていくのを見るのは楽しいです」と、繊細さと芯の強さをもつジャスティンを演じたジュリア・ガーナーの演技力を高く評価。
続けて「それを本当に両立できる人は珍しい。タフな役者をキャスティングするのは簡単ですが、クラスを愛しすぎる3年生の教師という役柄を、説得力をもって演じつつ、強さも表現できるか? それができる人はごくわずかですが、ジュリアはそれができるんです」と語っている。
さらに、ある水曜日、深夜2時17分、彼女は悪夢にうなされて目を覚ます場面写真も初解禁。身体を硬直させて目を見開いたジャスティンは、一体何を見ていたのかーー。その真相は、映画館の大画面で見届けてみてほしい。
『WEAPONS/ウェポンズ』は全国にて公開中。
(シネマカフェ編集部)