
11月1日(土)の放送は、作編曲家・大森俊之(おおもり・としゆき)さん。そして、歌手・高橋洋子さんのインタビューの模様をお届けします。大森さんには編曲を担当した「残酷な天使のテーゼ」の裏話、高橋さんには、10月29日(水)にリリースされた『エヴァンゲリオン』シリーズ 30周年記念をしたアルバム『EVANGELION FLASHBACK』に収録されている楽曲について伺いました。
高橋洋子さん
◆「残酷な天使のテーゼ」間奏コーラスの秘密
――「残酷な天使のテーゼ」の間奏で聴こえてくるあのメッセージ。編曲をした大森俊之さんは、その仕掛けを教えてくれました。
大森:大月(俊倫)さんから「残酷な天使のテーゼ」について、「最高のミュージシャンと最高のスタッフで作ってほしい」とか「コーラスを多めにして、コーラスでもかなり盛り上げてほしい」とか、いくつかオーダーがあったんですよ。それで、コーラスをすごく頑張りました。
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その言葉がどこからでてきたのかというと、「旧約聖書から取ったのでは?」とか、いろんな噂をされましたけれど、実は僕がスタジオで「こんなの面白いんじゃない?」って書いた言葉だったというオチです(笑)。洋子さんたちは「何?」と目をキョトンとさせていました。ただ、笑いをこらえながらも真剣に歌ってくれて良かったです。
――TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』と、ほぼ同じタイミングでリリースされた「残酷な天使のテーゼ」は、アニメ主題歌という従来のイメージの枠を超えて大ヒット。30年が経った今も世代や国境を超えて愛されています。
大森:最初は「かっこよくできて良かった」ぐらいにしか思っていなかったんですけど、作った直後に大月さんから電話がかかってきて、「大森さん、この曲が売れなかったら、僕ら業界引退だから」って言われたんですよ(笑)。
僕は、いっぱいある仕事のうちの1つとして受けて、一生懸命やって「うまくいって良かったな」っていう思いだったんですけど、彼のなかでは本当に命を懸けていたみたいで、「これがうまくいかなかったら引退する」くらいのプロジェクトだったのかと、そのときに初めて知りました。だから逆に、ナチュラルな感じでやれたような気がします。
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――10月29日にリリースされた高橋洋子さんのアルバム『EVANGELION FLASHBACK』。このなかには、『エヴァ』を観る人に強い印象を残す楽曲「今日の日はさようなら」が収録されています。この楽曲について、高橋さんに伺いました。
高橋:高橋洋子の人生のなかで「今日の日はさようなら」って、私の世代の人は知らない人がいない、絶対に知っている楽曲だと思います。私は小学2年生から高校2年生まで合唱団に入っていまして、そこで初めて練習した曲が、この曲だったんです。
林原(めぐみ)さんが歌われる「今日の日はさようなら」は、劇中のBGMとして流れていて、私もめちゃくちゃイメージとして残っていますが、私の人生にすごく関わってきたこの曲が『エヴァンゲリオン』のなかでも使われていた。そして、30周年を迎えて、やっぱり、これをぜひ入れさせていただきたいなと思いました。
実は自分でピアノも弾くんですけれど、ピアノのレコーディングはやったことがなかったので、私の人生の軌跡としてピアノを演奏し、あと私が育った合唱団にも、今いるメンバーに加えて、OGや私と同世代の仲間たちにも参加してもらって、高橋洋子の「今日の日はさようなら」という歴史を聴いていただきたいなと思いました。
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『FM EVA 30.0』は、Amazon Musicでポッドキャスト番組として独占配信中!
放送では時間の都合でお届けできなかった部分も含む特別編集版を、どうぞお楽しみください。
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<番組概要>
番組名:FM EVA 30.0
放送日時:毎週土曜 22:30〜22:55

