画像提供:マイナビニュースAMFは、12月1日に「JC・JK流行語大賞2025」を発表した。同調査は、全国の女子中高生からなるマーケティング集団"JCJK調査隊"の精鋭メンバーの選考結果をもとに、2025年1月〜11月までのトレンドを、例年同様に「ヒト・モノ・コンテンツ・コトバ」の4部門および新設の「BeReal.」部門に分けて集計、ランキング化した。同調査は、Skyfallと連携し全国の女子中学生・女子高校生1,000名を対象としたアンケート結果も反映している。
○ヒト部門の1位はタレント「長浜広奈」
ヒト部門で1位に選ばれたのは、恋愛リアリティー番組「今日、好きになりました。」シリーズへの出演をきっかけに、"おひな様"として注目を集めた「長浜広奈」。番組内での言動が「かわいいのに面白すぎる」と支持され、JC・JKにとって"同世代の代表"的存在になっているとのこと。
長浜氏は、「今年、沢山の方に自分を知ってもらえるなんて思ってなかったし同世代の方に支持されてとても嬉しいです。 まさかこんなに自分の人生が変わるなんて想像できなかったのでいろんなことに挑戦してよかったなと思います」とコメントした。
2位は「イイじゃん」をはじめとした楽曲がTikTokや学校行事の定番となり、上半期に続き、年間でも"日常のポジティブワードを生んだグループ"としてアーティストの「M!LK」が選ばれた。
3位は日本初の女性総理大臣として就任した政治家の「高市早苗」が、4位は"ツッコミどころ満載"なチャレンジ企画で「無茶苦茶さ」と「編集のセンス」が話題となったYouTuber「ガミックス」が、5位はオーディションのプロセスがSNSで細かく可視化され、「推しが"見つかる"までの物語」を一緒に追えると支持を集めたアーティストの「iLife!」が、選ばれた。
○モノ部門の1位は「シール帳」
モノ部門で1位に選ばれたのは、平成女児の再ブームによって大流行した「シール帳」。ただのシール帳ではなく、透明なシール帳にぷくぷくした好きなキャラのシールをぎっしりと詰め込むのが2025年流とのこと。
2位はガシャポンの人気をもう一度引き上げた「めじるしアクセサリー」がランクイン。バッグやポーチだけではなく、リップや傘などあらゆるところに付けることができ、コレクションとして整理するSNS投稿も多く見られた。
3位は世界的なブームとなり、国内でもブラインドボックス形式のグッズとして店外に長蛇の列ができ、入手困難さが"ステータス的キーホルダー"として人気となった「LABUBU」、4位はアイドルグループの人気の高まりをきっかけに、いつメンでカラー違いで持ち、キーホルダーやチャームで自分仕様にカスタムする女子中高生が増加した「カンケンリュック」が選ばれた。
5位には、不気味かわいい木製キャラクターと、中毒性のあるAI音楽がセットになったインターネットミーム「トゥントゥントゥンサフール」が選ばれた。
○コンテンツ部門の1位は「Love Type16」
コンテンツ部門で1位に選ばれたのは、恋愛観を16タイプのキャラクターで診断する「Love Type16」。MBTI風の診断結果をスクショして共有し合うカルチャーが定番化し、「恋バナの共通言語」として一気に広がりを見せたとのこと。
2位には、自分の写真をもとに、ドット絵風のアバターをChatGPTで生成する「ピクセルキャラ」加工がランクイン。韓国で大流行し国内でもファッション系のインフルエンサーがこぞって投稿したことから広がったとのこと。
3位はTikTokと学校行事の双方で大流行した「ナルトダンス」、4位はインフルエンサーの「ヤリラフィー再現動画」をきっかけに、JC・JKのあいだでも一気に浸透した肩と上半身をリズムよく左右に揺らす「横揺れダンス」がランクイン。
5位には、「水の音」や「泡っぽい音」をBGMに、ルーティン動画やVlogをまとめたショート動画ジャンル「ぷくぷく界隈」が選ばれた。
○コトバ部門の1位は「〇〇で今これ」
コトバ部門で1位に選ばれたのは、「テストなのに寝坊して遅刻して今これ」など、"いま自分が置かれている大変な状況"を共有できる「〇〇で今これ」。ストーリーズやショート動画のテキストで頻繁に使われているとのこと。
2位には「自認レゼ」「自認マリーちゃん」など、「自称」の2025年ver.としてよく使用されたツッコミ系ワード「自認○○」がランクイン。他人から言われる前に自分でネタにするスタンスが支持されているとのこと。
3位は神社やパワースポット巡りなどの活動を示す「スピ活」が、4位は"しんどさ"も"かわいさ"もすべてデフォルメして表現する「〇〇でしぬう」が、5位は「メロメロになるほど尊い/かわいい」という意味で使われる「メロい」がランクイン。
○新設されたBeReal.部門の1位は「江戸走り」
さらに、新設の特別カテゴリーであるBeReal.部門で1位に選ばれたのは、横向きになって半身で走る、江戸時代の走り方をベースにしたネタ走法「江戸走り」。TikTokやYouTubeショートで総再生2億7,000万回超のバズを記録し、「江戸走り界隈」と呼ばれるほど一大ミーム化し、「BeReal.の通知が来た瞬間に全員で江戸走りをする」という遊び方が定番化したとのこと。
2位にはK-POPアイドルやラッパーの着用をきっかけに、韓国発の“ナードかわいい”アイテムとして浸透し、Y2Kコーデに合わせる定番小物となった「リムレスメガネ(フチなしメガネ)」がランクイン。
3位はAI生成YouTuberの動画などで使われる片言リアクションから広がったミーム「えぐしゅぎ」が、4位はなにわ男子・長尾謙杜氏が考案したポーズとして知られるほっぺたを両手でむぎゅっとつまむ「おもちポーズ」が、5位はミスタードーナツ55周年を記念して登場した新作ドーナツ「もっちゅりん」シリーズが選ばれた。(MN ワーク&ライフ編集部)