100円ショップのDAISO(ダイソー)※beeboys - stock.adobe.com 「山のうなぎ」の異名を持つ“山芋”。山芋は、滋養強壮や疲労回復のほかにも胃腸の働きを活性化したり、消化を促進して食欲を増進させたりすることからも、夏バテ気味の体に嬉しい食材です。すりおろして麺類やご飯にかけると、ツルッと食べられて美味しいですよね!
……と、ここで悩ましいのが山芋の尋常ではない滑り具合。すりおろしにくいし、指を怪我してしまいそうでヒヤヒヤします。そこで注目したのが、スライサーやおろし器から指を守ってくれるダイソーのキッチン用品「スライサーグリップ」です。
◆野菜や薬味をしっかり挟んで指を守る「スライサーグリップ」
ダイソーのキッチン用品売り場で見つけた「スライサーグリップ」は、野菜や薬味をすりおろす時にスライサー・おろし器から指を守ってくれるお助けグッズ。
「スライサーグリップ」110円/税込
材質:ポリプロピレン
商品サイズ:10.2cm×9.8cm×2.7cm
耐冷/耐熱温度:-20℃/120℃
食器洗い機・食器乾燥機:使用不可
まずは、本体を詳しく見ていきます。カラーは白のみで、形状はV字型。
スライサー・おろし器に向ける側には、X型で先端がやや鋭利な突起が左右に5個ずつ。野菜・薬味を上から押さえてすりおろす時に役立ちます。
◆しっかり指も保護してくれる!
裏返して指を入れる側を見てみると、わりと深めで安心感があります。
側面には、指が安定するように細いすべり止めが付いています。
◆細かい突起がガッチリ掴んで離さない!
続いてV字型の内側です。この野菜・薬味を挟む部分には、小さな三角錐状の突起がビッシリ。触るとチクチクします。これなら食材にしっかり刺さって、がっちりつかむことができそう。
素材はプラスチックの一種・ポリプロピレン製で硬く、正しい使い方をすれば指を守るのに十分な強度があるのではないでしょうか。それでいて軽い力で開閉できるから、食材の大きさ・硬さにも柔軟に対応してくれそう。
重さは、約20g(独自に計測)と軽量。食材にもよりますが、すりおろしている最中に重さで手が疲れることも少ないのでは?
では早速、ツルツル滑って難易度が高い山芋をすりおろしていきます。
◆食材が小さくなってもすりおろせるから、無駄なく使える!
ここからは、「スライサーグリップ」を使って山芋をすりおろしていきます。
下準備で、山芋をつかみやすい大きさにカットします。
※ ここでは高さ10cm、直径8cmほどにカット。
あとは「スライサーグリップ」で山芋を挟み、おろし器ですりおろすだけ。
ツルツル滑って手ではうまく持てない山芋ですが、「スライサーグリップ」内側の突起がサクッと刺さり、指先に軽く力を入れて閉じるだけでしっかりつかむことができました!
この時点ですでに、ストレス大幅減です。
◆安心感◎で時短にもなる!
これまでは、滑って手を怪我してしまいそうで恐る恐るゆっくりすりおろしていたけれど、指先がガードされている安心感もあって動きがとってもスムーズ。
時短にもなって、一石二鳥!
◆掴みにくい大きさになっても大丈夫!
山芋が小さくなってきたら、向きを変えます。
つかめない大きさになったら、「スライサーグリップ」を閉じて、山芋を上から押さえるようにすりおろすことも可能です。
手の場合、指先が怖くてここまで小さくすりおろせません! 食材を無駄にせず使い切れるのも、高ポイントです。
食材が小さくなったときは「スライサーグリップ」が調理器の刃に触れないように注意しましょう。
◆途中で滑ることもなく、時短で安全!
途中でツルッと滑ることもなく、しかもいつもの半分以下の時間でとろろが完成しました。厚みのある大根や小さくて硬い生姜も、手で持つ時より力みが少なく、簡単にすりおろせた印象です。
そばにとろろをかけて、大根おろしと生姜を好みでトッピングすれば、美味しさも栄養価もアップ!
使ってみて気になった点をあげるとしたら、突起に詰まった食材を取り除くのがちょっと面倒 ……ということくらいでしょうか。突起の先端が鋭利なので、怪我に気を付けて洗う必要があります。
とはいえ面倒さよりも便利さのほうが圧倒的に勝るので、筆者的には買って大正解! りんごをすりおろす時や、きゅうりをスライスする時など、ほかにもいろいろな食材に使えます。
気になった人は、店舗やネットストアをチェックしてみてくださいね。
※紹介した商品は、取材時に各店舗で販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。仕入れ状況によって同じ商品がない場合や、既に販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
<文・写真/高木沙織>
【高木沙織】
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi