落札価格:912万ドル(約14億3000万円)=1939年発行のコミックブック『スーパーマン』創刊号 米国最大のオークションハウスであるヘリテージ・オークションズ(本社:米国、テキサス州)は12月1日、11月20日に開催されたコミック&コミックアート部門のオークション「Comic Books Signature Auction #7427」において、1939年発行のコミックブック『スーパーマン』創刊号が、912万ドル(約14億3000万円)で落札され、世界最高額のコミックブックとして記録を更新したことを発表した。
【写真】『週刊少年ジャンプ』も落札!価格は6875ドル(約100万円)
今回落札された「スーパーマン」の創刊号(1939年)は、アメリカ・北カリフォルニアの一家が昨年、亡き母親の自宅の屋根裏部屋で見つけたもので、段ボール箱に詰められて古新聞の束だけで保護されていたにもかかわらず、世界最大の第三者コミック鑑定サービスであるCGCから10点満点中9.0の評価を得た。
この912万ドル(約14億3000万円)という落札価格は、「スーパーマン」が世界で初めて登場したコミックブック「アクション・コミックス」第1号(DC 1938年 CGC評価8.5)が2024年に600万ドル(約9億1000万円)で落札されて樹立したコミック史上世界最高額の記録を大幅に塗り替えた(※日本円はそれぞれの落札時の為替レート)。
ヘリテージ・オークションズのコミック&コミックアート部門オークションは、世界中のコレクターから高い評価を得ており、2024年には「アクション・コミックス」(600万ドル/約9億1000万円)や「キャプテン・アメリカ」(75万ドル/約1億1380万円)等が高額落札されている。また、日本が誇るマンガの中からも、記憶に新しいところでは、『週刊少年ジャンプ』の『ワンピース』新連載号(6,875ドル/約100万円)や『ドラゴンボール』 新連載号(6,000ドル/約84万円)などが高値で取引された。
ヘリテージ・オークションズでは、1年を通して複数のコミック&コミックアート部門のオークションを実施しており、直近では2026年2月26日〜28日に開催される 「Comic Books Signature Auction #7461」が予定されている。