
陸上女子中長距離のドルーリー朱瑛里(岡山・津山高3年)が1日、都内で日本陸連の第12期ダイヤモンドアスリート認定式に出席した。
11月には、米シアトルに校舎を構えるワシントン大学への進学が発表された。進学理由については「世界で戦うとなった時に、国際的な視点や競技力以外のコミュニケーション、ネットワークは必ずプラスになる。今後も陸上に携わっていきたいと思っていて、プラスになると思って選択しました」と説明。10月には実際に大学を訪れたといい「環境が整っているのも決め手でした。コーチも生徒思いで熱心。そこにひかれたという理由もあります」と明かした。
ドルーリーはカナダ人の父と日本人の母を持つ17歳。中学3年生だった23年1月全国都道府県対抗駅伝で17人抜きの驚異的な走りを披露し、陸上界のニューヒロインとして注目された。高校2年生の24年にはU20アジア選手権1500メートルで金メダルを獲得し、同日本選手権でも7位入賞と活躍。結果が振るわない時期もあり「今までいろいろな困難があった」と苦悩もあったが「孤独もたくさん感じていましたが、それ以上に応援してくださったり、支えてくださったりする方のおかげで、今があると感じている。その支えを結果で恩返ししたいです」と思いを込めた。
今後は来年8月のU20世界選手権(米オレゴン)、同9月開幕のアジア大会(名古屋)に照準を定め「結果を出せるような年にしたい」と抱負。将来にも思いを巡らせ「五輪の舞台だったり、世界で活躍したい。ただ活躍するだけでなく、長い間、活躍できる選手になりたいです」と見据えた。【藤塚大輔】
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