フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(FII)に登壇したサウジ政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)のルマイヤン総裁=1日午前、東京都港区 サウジアラビアの国際投資会議フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(FII)が1日、東京都内で開かれた。FIIは「砂漠のダボス会議」と呼ばれ、例年秋に政財界要人を招いてサウジの首都リヤドで本会議を開いているが、日本での開催は初めて。今年で日本とサウジの国交樹立70周年となる節目での東京開催となる。
今回のFIIは「新しいアジア」と題し、人工知能(AI)やサプライチェーン(供給網)など幅広いテーマに絡めて日本やアジアが果たす役割を議論。国内外の企業トップら1000人超が出席し、日本からは高市早苗首相やソフトバンクグループの孫正義会長兼社長らが登壇した。
FIIを立ち上げたサウジ政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)のルマイヤン総裁は「扉は開かれている。業種を問わず、より多くの日本企業にサウジへ進出してほしい」と投資を呼び掛けた。