
レスリング男子フリースタイル57キロ級で、2024年パリ五輪(オリンピック)金メダルの樋口黎(29=ミキハウス)が1日、横浜市の母校・日体大で取材に応じた。
11月の海外での招待試合で復帰予定だったが、延期となり、来年の公式戦に向けて調整を重ねる。「自分の理想とするレスリングスタイル、理想とするレスリングが、まだ自分が思う水準まで来ていない。もうちょっと練習したいのも本音」と現状を口にした。
銀メダルを獲得した16年リオデジャネイロ五輪の時に多用していた関節技の精度、米国選手の立ち技から寝技への移行時の対応、スタミナ、日本代表権を争う国内の若手選手の研究対策など…。現役引退を決めている3年後のロサンゼルス五輪に向けて日々、多くの課題と向き合っている。
9月には第2子も生まれ、2児の父にもなった。子育てと競技の両立で多忙も極めているが、「ロスで2連覇することしか決めていない。しっかりと有終の美を飾れるように頑張りたい」と先を見据えた。【泉光太郎】
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