
ナガノ著『ちいかわ』(講談社)の商品「うさぎだらけ・モモンガフィギュア(各6種)」が発表された。うさぎとモモンガのさまざまな姿がラインナップされた今回のフィギュア。本稿ではうさぎの6つの姿とともに、モチーフとなった原作のエピソードを振り返りたい
ラインナップの1つは武器を構えた討伐時のうさぎ。さまざまなキャラクターと戦う「討伐」にて、ちいかわ・ハチワレはさすまたを武器として携えているなか、うさぎは棒状の武器(以下、討伐棒)を手に戦闘を繰り広げている。
討伐棒の両端からは爆発を起こす爆風を出すことができ、今回のフィギュアでは大きなキャラクター「あの子」と戦闘した際のワンシーンを再現。また棒の先端にはちゃんとうさぎのマークも描かれている。
2つ目は垂れ耳となったうさぎの姿。ちいかわ・ハチワレとともにタコやイカのコスプレをしたうさぎ。全身を覆うイカの衣装を脱ぐと、イカの足がうさぎの耳に絡まってしまい……。ハチワレたちの助けを借りてイカの足は解けたものの、うさぎの耳は垂れ下がってしまった。そのときの垂れ耳姿、耳が垂れたことを気にしていないようなうさぎがフィギュアで再現されている。
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いつものように可愛らしいうさぎとともに、刃物を構え目元に影がついた、ほんの少しの怖さを覚えるうさぎもラインナップ。原作にて自分で髪を切ったら散切り頭になってしまったい、涙を浮かべるちいかわ。ちいかわの髪を整えるために、うさぎがハサミを手にした際のワンシーンがモチーフとなっている。
ちなみに原作では、バリカンで毛をすべて刈り取られることを恐れたちいかわが「ヤダーッ」と泣き出してしまい、うさぎではなく鎧さんが散髪をすることとなった。
うさぎがどんぐりのような帽子を被っている姿もフィギュアで再現。モチーフとなったエピソードはうさぎの家が気になり、ちいかわ・ハチワレがうさぎを尾行しようとしたもの。うさぎには尾行がバレてしまったものの、3人は家(?)を目指し洞窟の奥へと進んでいく。
実は洞窟の奥にて、どんぐりでフロアを沸かせていたうさぎ。フィギュアでは「キュッキュ/シュゥィーキュッ」とどんぐりをスクラッチするDJ・うさぎが再現された。
打って変わって、キラキラとした瞳に違和感を覚えてしまううさぎもがラインナップ。目のかゆみ・くしゃみに苦しむちいかわにハチワレがアドバイスしたのは、ピンクの葉から落ちるしずくを目薬にすること。思わず避けてしまった目薬を差せないちいかわの代わりにに協力しつつ、ピンクのしずくはうさぎの瞳に落下。すると瞳がキラキラと輝く、スッキリとした表情のうさぎとなったのであった。
目薬をしたうさぎとともに、これまたいつものうさぎらしからぬ表情を浮かべる、天使の輪が浮かぶうさぎもラインナップされた。
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ちいかわの「草むしり検定5級」合格を応援するためハチワレとお守りを探すなか、祠から天使の輪のようなものを拾ってきてしまったうさぎ。耳から天使の輪が取れなくなってしまっただけでなく「全体的に『優しく』」(ハチワレ談)なってしまったうさぎ。その行動もいつもとは少し異なるものとなってしまい……。フィギュアでは天使の輪はもちろん、全体的に優しくなってしまったうさぎの表情も再現されている。
漫画やアニメでなじみ深い姿から一風変わった姿、うさぎらしからぬ姿までラインナップされた「うさぎだらけフィギュア」。うさぎがさまざまな顔を持つことに気づかせてくれる商品であろう。
(文=加藤かづき)
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