
オリックス佐野皓大外野手(29)が1日、今季限りで現役を引退することを表明した。1日に兵庫県内で選手会納会に出席。10月に戦力外通告を受け、約2カ月。「野球をやりたい気持ちになかなかなれなくて。中途半端(な気持ち)でやってもいい結果は出ないと思う」。悩んだ末、プロ野球人生に区切りをつけた。
14年ドラフト3位で投手として入団し、育成契約となった17年オフに野手転向。20年にはチーム最多の20盗塁をマークした。主に代走や守備固めで、ユーティリティープレーヤーとしてリーグ3連覇に貢献。20年からは、10年に死去した小瀬浩之外野手(享年24)がつけていた背番号「41」を受け継いだ。「つけてよかった。僕がきっかけでいろんな選手がつけてくれていい番号に持っていってくれたら」。後輩へ願いを込めた。
今後も球団に残る見込みだ。「出会ったチームメートやスタッフと離れたくない気持ちが一番にあった。時間をかけてでも、少しでも恩返ししていきたい」。育成も経験し、挑戦を続けた11年。新たな人生をスタートさせる。
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