Q.「iCloudストレージがいっぱいです」と表示されましたが写真を消したくありません。どうすればいいでしょうか?

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2025年12月01日 21:20  All About

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iCloudストレージがいっぱいになったときは、ファイルサイズの大きいアプリの中から不要なものを削除していくのが有効です。本記事ではアプリの種類別にストレージ容量を減らす方法を解説します。※画像:筆者撮影
iCloudストレージがいっぱいになった際の対処法として、最も手軽なのは写真や動画を削除することです。しかし、なるべく写真を消さずにストレージの容量を増やしたいという人もいるかもしれません。

そんなときは、まずどのアプリがストレージを圧迫しているのかを調べてみましょう。

まずはファイルサイズの大きいアプリを確認する

「設定」アプリの「一般」→「iPhoneストレージ」と進むと、アプリがファイルサイズ順に表示される ※画像:筆者撮影

「設定」アプリを開き、「一般」→「iPhoneストレージ」と進むと、アプリがファイルサイズ順に表示されているのを確認できます。

これによって、どのアプリがストレージを圧迫しているのかが分かります。原因に応じて対処方法を選ぶとよいでしょう。

ゲームなどの大容量アプリが多い場合

ゲームなどの大容量アプリが原因の場合、使用していないアプリの削除を検討しましょう。ゲームのセーブデータは、AppleやGoogle、各種SNSアカウントとひもづけられるケースが多くあります。連携ができていれば、アプリ自体を削除しても、ゲームデータを復元することができます。

ゲームの仕様を確認し、遊んでいないゲームがある場合は、iPhoneから一度削除することをおすすめします。

ミュージックアプリの容量が大きい場合

ストリーミングミュージックアプリは、オフラインでも視聴できるように「ダウンロード」が可能になっています。容量が大きくなっている原因は、ダウンロードしている楽曲が多くなっているからかもしれません。不要な楽曲を削除することで、容量を減らすことができます。

「設定」アプリで「一般」→「iPhoneストレージ」を開き、「ミュージック」を選択すると、ダウンロード済みの楽曲が一覧表示されます。不要なものは削除しましょう。
ダウンロードした楽曲を削除するとストレージの節約になる ※画像:筆者撮影

ダウンロードした楽曲を削除しても、オフライン再生ができなくなるだけで、ストリーミング再生は引き続き可能ですので安心してください。

Netflixなどのサブスクアプリの容量が大きい場合

「Netflix」や「Amazonプライムビデオ」などの動画ストリーミングサービスにも、ミュージックアプリと同様に一時的にコンテンツをダウンロードする機能があり、そのためストレージの容量が増えてしまうことがあります。

特に動画コンテンツは容量が大きくなりやすいので、視聴を終えたダウンロードコンテンツは削除するようにしましょう。

写真アプリの容量が大きい場合

不要な写真や動画があれば削除すべきですが、「これまでストレージがいっぱいになるたびに削除してきたので、もう消せる写真がない」という人もいらっしゃるでしょう。私もiPhoneにたくさんの家族写真が保存されていますが、削除するのは難しいものです。

このような場合におすすめの方法が2つあります。1つが「iCloud+の契約」、もう1つが「外部ストレージの活用」です。

iCloud+の契約

「iCloud+」はAppleが提供するサブスクリプションサービスで、月額料金を支払うことでクラウド上でストレージが利用できるようになります。利用すると、iPhone内に保存されている写真や動画が自動的にクラウドへアップロードされるため、iPhone本体のストレージ容量を圧迫しません。

アップロードされた写真や動画は、iPhoneでいつでも視聴可能。iPhone本体には、圧縮・軽量化されたデータが残るので、ストレージを圧迫しません。例えば私の場合、4万枚近くの写真と動画があり、全部で800GBほどのデータ量となっています。しかしiPhone本体で使われているストレージは22GB程度と、かなり小さくなっているのが分かります。
写真や動画のデータはiCloud上にアップロードされ、iPhoneのストレージが軽くなる ※画像:筆者撮影

アップロードや軽量化は自動的に処理され、ユーザーがなにか操作をする必要がないため、非常に手軽でおすすめの対策法です。

外部ストレージの活用

もう1つは「外部ストレージの活用」です。「iCloud+」はクラウド上にデータを移しましたが、外部ストレージは物理的なデバイスにデータを移す方法です

例えばSamsungが取り扱っているUSBメモリは、iPhoneのType-C端子に直接差し込んで、写真や動画データを移し替えることができます。

データをUSBメモリの方に移し替えるので、iPhoneの写真アプリからは閲覧できなくなってしまうのがデメリット。その代わり「iCloud+」のようなランニングコストが発生せず、費用負担が一時的なのがメリットです。
(文:ばんか(インターネットサービスガイド))

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