2025年F1第23戦カタールGP アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) 2025年F1カタールGP決勝で、レーシングブルズのリアム・ローソンは9位、アイザック・ハジャーは終盤にリタイアを喫した。
6番グリッドのハジャーは1周目にポジションを落とし、8番手に。しかしその後のピットストップでジョージ・ラッセル(メルセデス)の前に出て、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)のスピンにより、さらに順位を上げた。そうして終盤まで6番手を走行していたが、フロントのエンドプレートが破損し、タイヤがパンク、それによりマシンがダメージを受けたことで、ハジャーは残り2周でリタイアしなければならなかった(18位完走扱い)。
チーム代表アラン・パーメインは、ハジャーのトラブルについて、次のように説明した。
「まず最初に、アイザックにはマシンの故障について謝りたい。フロントホイールのデフレクターが破損した。ここで縁石を激しく使うことが原因だと思われるが、本来あってはならないことであり、どうして発生したのか調査するつもりだ」
ローソンは9周目からレースの大部分で11番手を走行。終盤、前方のドライバーのピットインにより10番手に上がり、チームメイトの脱落で9番手に繰り上がった。
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)決勝=9位(57周/57周)12番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「スタート位置を考えれば、ポイントを持ち帰れたのはポジティブな結果だ。クリーンエアでのペースは強力だったが、今日はレースの大半をトラフィックの中で過ごした」
「アイザックのマシンが終盤にダメージを受けたことで、ダブルポイントが実現しなかったのは残念だが、アブダビでシーズンを良い形で締めくくるのを楽しみにしている。コンストラクターズ選手権のポジション争い(注:6位)に全力で挑むつもりだ」
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)決勝=18位(DNF)(55周/57周)6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「レース終盤は、本当にフラストレーションがたまった。残り10周になったころから、左フロントのエンドプレートが大きく振動しているのが見えてきたので、できる限り縁石を避けて走るようにした。でも残念ながら、それが破損し、タイヤのパンクを引き起こし、マシンにもダメージを与えたため、リタイアすることになった」
「今日は多くのポイントを失ってしまい残念だ。スタートで苦戦したことはチームとともに振り返るつもりだが、レース全体を通して6番手争いができ、その結果を達成していれば、チームにとって大きなご褒美になっていたはずだ」
「カタールでのこの週末は良いスピードを示せたので、そういった前向きな点を持ち帰り、シーズン最終戦となる来週のアブダビに臨みたい」
[オートスポーツweb 2025年12月02日]