NY円、155円台半ば
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2025年12月02日 09:01 時事通信社

【ニューヨーク時事】週明け1日のニューヨーク外国為替市場では、日米金利差の縮小観測を背景に円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=155円台半ば付近に上伸した。午後5時現在は155円45〜55銭と、前週末同時刻比68銭の円高・ドル安。
日銀の植田和男総裁は1日の講演で、インフレ高進への警戒感を表明。その上で「利上げの是非について、適切に判断したい」などと語った。これが18、19日開催の金融政策決定会合での「利上げ予告」と受け止められ、朝方の早い段階で一時154円67銭の高値を付けた。その後は、米長期金利が持ち直す中、円は緩やかに軟化し、朝方までの上げ幅を縮小した。
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