東京・板橋、大正5年の蔵で時間旅行 時間をテーマにした「タイムトラベル専門書店」がオープン

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2025年12月02日 11:40  OVO [オーヴォ]

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東京・板橋、大正5年の蔵で時間旅行 時間をテーマにした「タイムトラベル専門書店」がオープン

 街角の本屋さんが減っている。ネットで注文したり、電子書籍で読んだりと不便はないものの、ふらりと立ち寄る本屋さんがないのはちょっと寂しい。その代わり、さまざまなテーマに特化した書店があちこちに少しずつお目見えしている。東京・板橋区の複合施設「板橋ととと」内に、タイムトラベル専門書店「utouto」が、11月29日にオープンした。店舗は築109年の蔵を改装した建物で、カフェも営業を開始する予定。

 utoutoは「本と文房具と絵、時間のセレクトショップ」をコンセプトに、時間をテーマにした書籍・アイテムを扱う。本棚には、歴史をたどる本や未来を描くSF、記憶を紡ぐ日記やエッセイ、時間の概念を扱う作品など、人生の時間を多角的に捉えるためのラインアップ。文房具やアート作品など「時間を感じる」アイテムも展開し、定期的なトークイベントやワークショップの開催も予定している。また未来の自分に手紙を書くことができる「時空便」など、過去や未来に思いをはせながら現在を深く味わう体験ができる。

 「板橋ととと」は、江戸初期から板橋区小豆沢の地に続く蓮沼家を改装した複合施設。敷地内には母屋や大正時代の蔵など合わせて4棟の建物があり、古い門をくぐると時を超えた穏やかな空間が広がっている。

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