IMSA GTPプログラムは運営チームが代わり、WECと同じくBMW MチームWRTが2台のLMDhカーを走らせる BMWは12月1日、来る2026年シーズンに向けて、ファクトリーLMDhプログラムのドライバーロースターを変更しないことを発表した。しかし、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPラインアップについてはマイナーチェンジが確認されている。
月曜日に発表されたようにシェルドン・ファン・デル・リンデは、ウェザーテック選手権において25号車から24号車へと移り、ドリス・ファントールとペアを組むことに。反対にフィリップ・エングは24号車から25号車に移動。マルコ・ウィットマンとマシンをシェアすることとなった。
デイトナ24時間やセブリング12時間など5つの耐久レースで構成されるIMSAミシュラン・エンデュランス・カップ(IMEC)レースでは、ロビン・フラインスとケビン・マグヌッセンが、それぞれ24号車と25号車でサードドライバーを務める。
また、1月のデイトナ24時間では、レネ・ラストがファン・デル・リンデ/ファントール/グラインス組24号車に加わり、エング/ウィットマン/マグヌッセン組の25号車にはラファエル・マルチェッロが合流する予定だ。
ミュンヘンを拠点とするこのブランドは、2026年にファクトリーLMDhプログラムの4シーズン目を迎えるが、ドライバーラインアップは昨シーズンから変更なく8名のドライバーが維持された。
WECのドライバーについてはペアリングにも変更はなく、マグヌッセン/マルチェッロ/ファントール組が15号車を、フラインス/ラスト/ファン・デル・リンデ組が20号車をそれぞれドライブする。
前述のとおり、BMWは8人のファクトリーLMDhドライバーラインアップを維持したが、トップレベルのプロトタイプカーに大幅な変更を加えて新シーズンに臨む。
チームWRTは、チームRLLからウェザーテック選手権の運営を引き継ぐ。つまり、ヴァンサン・ボッセ率いるチームは、ダラーラ・シャーシのMハイブリッドV8を両選手権で走らせることとなる。なお、マシンは大幅な空力アップデートを受け、特徴的なフロントエンドのキドニーグリルは小型化されている。
「2026年シーズンのハイパーカードライバー選考においては、一貫性を優先した」と語るのは、BMW Mモータースポーツの代表であるアンドレアス・ルース。
「8人のドライバー全員のパフォーマンスには非常に満足しており、大幅な変更を加える必要はない。レースを重ねるごとに、ドライバーたちはBMW MハイブリッドV8の経験を積んでいる。これは、私たちのプログラムの継続的な進歩にとって非常に重要なことだ」
「2026年シーズンは、アップデートされたマシンと新しいチームでIMSAシリーズに参戦します」
「それだけで充分な変化であるため、ドライバーサイドの継続性を維持することが重要であると考えた。重要なのは、全員がチームとしてうまく連携し、力を合わせ、LMDhプロジェクトを前進させることだ」
「いま、まさにそれが実現している。このコラボレーションを継続できることを大変楽しみにしている」
[オートスポーツweb 2025年12月02日]