「世界一温かいブラック」トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソンとのコラボに合わせバジョウ来日

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2025年12月02日 12:20  Fashionsnap.com

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 「トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン(TRADING MUSEUM COMME des GARÇONS)」が、ホリデープロジェクトとして「ナインティーナインパーセントイズ(99%IS-)」を手掛けるバジョウ(BAJOWOO)とのカプセルコレクション「ILLUMINATION」を12月1日に発売した。発売日当日には、トレーディング ミュージアム・コム デ ギャルソン ジャイル表参道にバジョウが来店した。

 バジョウは、韓国・ソウル出身の韓国人デザイナー。2012年にナインティーナインパーセントイズを立ち上げ、自身が傾倒するパンクカルチャーに根差した作風で知られている。コラボコレクションは、日本での留学経験もある同氏が「冬の日本の街を象徴するもの」と話すイルミネーションの光に着想。「ブラック コム デ ギャルソン」の定番アイテムをベースに、安全ピンやスタッズなどパンクを象徴するモチーフを用いて、光の温度や流れるような形を立体的に表現した。

 アイテムは、ジャケットやポンチョ、シャツなどを中心に展開。スタッズの一部をあえて経年で外れる仕様で取り付けたり、腕の動きを損なわないよう袖のカーブに合わせて安全ピンを取り付けるなど、パンクスのリアルな着こなしを追求しながらも繊細に作り込んだ。また、「ブラック コム デ ギャルソンは、異なる世代の人たちが一緒に楽しめる共通言語だと思う」という想いから、若年層でも手に取りやすいTシャツを用意。通常は展開していないフロントロゴのデザインを、初のダブルネーム形式で発表した。安全ピンを通すTシャツの菊穴は、バジョウとチームスタッフが自ら開けたものだという。

 同コラボは、川久保玲とバジョウがこれまでの協業を通じて築いてきた、個人的な信頼関係に基づいて実現。トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソンの担当者は「コム デ ギャルソン社では、自社製品のカスタムを他ブランドのデザイナーに一任することは稀。もちろん川久保が最終確認を行うが、クロムハーツ(CHROME HEARTS)とウルフズヘッド(WOLF'S HEAD)のほかには、今まで例がなかったほどのこと」と話す。バジョウはコラボコレクションの発売に際して「川久保氏は、パンクカルチャーの反骨心や自由の追求、未完成の美学というものを体現した方。その老いを知らない生き方は私の永遠の憧れで、今回のコラボレーションを光栄に思います。たくさんの手仕事が詰まった、世界一温かいブラックが生まれました。今日から始まる表参道のイルミネーションと同様に、このコレクションを通じて皆が笑顔になってくれたら嬉しいです」とコメントした。

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