閣議に臨む高市早苗首相=2日午前、首相官邸 高市早苗首相(自民党総裁)が代表を務める党支部が、政治資金規正法の上限を超える1000万円の寄付を企業から受けていたことが分かった。2日までに公開された2024年の政治資金収支報告書で判明した。高市氏の事務所担当者は「事務的なミス」と説明。上限を超えた分の250万円は返金済みで、25年の収支報告書に「支出」として掲載する。
自民党奈良県第2選挙区支部の収支報告書によると、24年8月26日付で東京都の企業から1000万円の寄付を受け取った。規正法は企業の規模に応じて1年間に寄付できる額を規定。登記簿によると、この企業の資本金は1億円で、寄付の上限は750万円だった。