當真あみ、周りに合わせて生活していた学生時代 主演映画『終点のあの子』での役に共感

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2025年12月02日 13:10  クランクイン!

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映画『終点のあの子』ジャパンプレミアの様子  クランクイン!
 當真あみと中島セナがダブル主演する映画『終点のあの子』のジャパンプレミアが1日、都内にて開催され、主演の2人のほか、平澤宏々路、南琴奈、深川麻衣、石田ひかり、吉田浩太監督が登壇。全員がストーリーやキャラクターに「共感した」と語った。

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 原作は柚木麻子のデビュー作となった同名小説。2008年に第88回オール讀物新人賞を受賞した短編『フォーゲットミー、ノットブルー』を第一話においた全4編からなる連作集で、世田谷区小田急線沿線にある私立女子高校に進学したばかりの少女たちが登場する。

 そんな原作を10年以上も前に読み、「僕は男性だし女子高出身じゃないけれど、登場人物の痛みにすごく共鳴し、惹かれる部分があって、映画を作りたいなと思いました」と実写映画化を決めた経緯を語った吉田監督。続けて「當真さんは、傷つきながら変化していくお話に、透明な空気感がピッタリ。中島さんは、演じる朱里の持つ“自由を求める独特なオーラ”を出せるのは中島さんしかいないと思った」と、主演の2人のキャスティングの理由も明かした。

 キャラクターをどう捉えて演じたかと問われると、當間は「私が演じた希代子は普通の女の子。周りを伺って溶け込みながら学生生活を送っていて、目立つよりも大人しいと言われる方。お話が進むにつれて感情のグラデーションが出てくるのですが、それは誰しも思ったことのある感情で、それをしっかり表現できるように演じました」と役に込めた思いを。また、「周りに合わせて生活するとか、そこまで自主的に発言しないとか、そういった部分は小〜中学校時代の私によく似ているなと思いました。役作りは“作り込む”というよりも、できるだけナチュラルに素で演じるようにしました」と役と共通点があったとも語った。

 當間以外の女子高生役を演じたキャストも「自分の演じた役に一番共感した」「誰しも感じたことのある感情の表現を大切にした」とのこと。それを聞いた“大人組”の深川も、「同じ経験はしたことないけど、“なんか知ってるな”と感じる瞬間が何度もありました。すごく刺さりました!」と自身の過去と重ねて共感したとコメント。

 石田は「冒頭からずっとなのですが、“気まずさ”みたいなものが最後まであったように思います。(劇中で描かれた出来事は)今の私の年齢になると引きずらないけれど、高校生の年齢だと、私生活に影響するだろうなと。大人になった私たちも経験したことで、その気まずさと戦っていたなと。それが絶妙に表現されていて、とても好きでした」と映像を観ての感想を語っていた。

 映画『終点のあの子』は、2026年1月23日公開。
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