
俳優山田孝之、阿部進之介らがイベントプロデューサーを務める短編映画製作プロジェクト「ミラーライアーフィルムズ」のシーズン8が来年1月16日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺など全国の劇場での上映することが、すでに決定している。
11月8日と15日には、撮影地の岡山県で完成披露上映も行われた。地域活性化と次世代クリエーター育成を目的に「岡山フィルムプロジェクト」を立ち上げており、その集大成として成果報告も行った。岡山県の伊原木隆太知事も登壇し「岡山は晴れが多いことから、晴れの国のハリウッドとして『晴れウッド』を掲げてきました。晴れが多いので映画のロケをしやすいのではと、10年かけてロケ地誘致に力をいれてきました。23年にはロケーションジャパン大賞を受賞することができました。これから映画を通じて、さらに岡山を盛り上げていきたいと思っています」と熱く語りかけた。
登壇した阿部はプロジェクトの趣旨について「映画を撮ったことがない人たちに映画を撮る機会を与え、映画の関係人口を増やすことを目的としています。誰でも映画をつくれることを目標に、これまで8シーズン制作してきました。シーズン5からは各地域とタッグを組んで学生や若者たちとその地域で映画を撮影しています。日本全国で映画の種まきをしているような感覚です」と語った。
山田も「今回撮影された2本をぜひ岡山が地元の方に見ていただきたいです。岡山のすてきな景色をみていただき、改めて地元の美しさに気付くこともあるのではと思っています」と呼びかけた。
また、シーズン8ではカンヌ国際映画祭で買い付けた「ALI」が収録されている。購入に至るまでの経緯について阿部は「2024年に山田がカンヌ国際映画祭に行き、来年は買い付けをしたいと言いました。有言実行で、今年は短編映画の買い付けをカンヌ国際映画祭の地で実施することができました」と明かした。
|
|
|
|
阿部は最後に、地元岡山の学生や若者に向け「今回はじめて映画に携わった方も多いと思います。その時のワクワクを忘れないでほしい、楽しいことに引っ張られるような感覚を今後も指針にしてくれたらうれしいです。もし、映画の世界に興味を持った方々は、いつか現場で会いたいなと思います」と語りかけた。
山田も「何でもやってみてほしいです。やってみたいの言い訳を考えてしまいがちですが、まずは実行してみる。そうすると仲間が増えて、いずれ壁にぶち当たる。その壁ができたら一緒に考える。それまではとにかくやってみてほしいです。映画じゃなくてもいいから挑戦を続けてほしい」とエールを送った。
なお、シーズン9は兵庫県神戸市で開催することも発表された。
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。