「ロイヤルファミリー」が制した6月東京・芝1800m戦は出世レース 実際の該当馬は?

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2025年12月02日 18:00  netkeiba

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24年6月東京の新馬戦を快勝したクロワデュノール(撮影:下野雄規)
 TBS系列で放送中の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』。実在の競馬関係者や競走馬が出演することで話題の同作だが、第7話では作中馬「ロイヤルホープ」が6月東京・芝1800mの新馬戦を勝利するシーンが描かれた。この条件は、現実の競馬でも“出世レース”として知られる一戦。どんなスターが誕生してきたのか、過去10年の勝ち馬から代表的な4頭を振り返ってみたい。

 まず24年はクロワデュノール。新馬戦を勝ち上がると、東スポ杯2歳S、ホープフルSを続けて制覇。皐月賞では2着に敗れたものの、デビューから手綱を執る北村友一騎手と共に、日本ダービーで世代の頂点に輝いた。

 21年のジオグリフは、母アロマティコという血統背景もあり、デビュー前から注目度の高かった1頭。ちなみにジオグリフが制した新馬戦で3着だったのはのちの菊花賞馬アスクビクターモアである。デビュー2戦目の札幌2歳Sも勝利し、皐月賞ではイクイノックス、ドウデュースを抑えての優勝。25年に現役を引退し、種牡馬入りが発表されている。

 ユーバーレーベンは、20年にデビューし札幌2歳S、阪神JF、フラワーC、フローラSと、世代戦で安定した走りを披露し続けた。迎えたオークスで力強い末脚を繰り出し、ゴールドシップ産駒として初のGIタイトルを獲得。馬主のサラブレッドクラブ・ラフィアンに13年以来のビッグタイトルをもたらした。

 15年のメジャーエンブレムも印象深い。デビュー戦を快勝すると、アスター賞、アルテミスSで賞金を積み、阪神JFで1番人気に応えて堂々のGI初制覇。年明けのクイーンCは5馬身差の圧勝で、桜花賞は4着に敗れたもののそのままマイル路線へ。NHKマイルCを逃げ切り、7戦5勝という成績でターフを去った。

 6月のレースとあって、やはり勝ち馬たちは早期から活躍していることが分かる。他にもワーケア、ジナンボー、スライリーなども名を連ねており、レースレベルの高さは折り紙つきだ。このあともまだまだ続く日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』。史実のように「ロイヤルホープ」が出世街道を突き進むのか、ドラマの展開にぜひ注目したい。

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