ラリー引退のロバンペラ、2026年1月のトヨタFRオセアニアでフォーミュラレースデビューへ。ハイテックから参戦

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2025年12月02日 18:30  AUTOSPORT web

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2025年WRC第14戦ラリー・サウジアラビアをもってラリー競技から引退したカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)。2026年からはフォーミュラレースに挑戦する
 12月2日、カストロール・トヨタ・フォーミュラ・リージョナル・オセアニア・トロフィー(トヨタFRオセアニア)は、2026年1〜2月にニュージーランドで開催されるシリーズに、ラリー競技を引退したカッレ・ロバンペラがハイテック・グランプリから参戦すると発表した。

 2020年に弱冠19歳でTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)に加入したロバンペラ。デビュー2戦目でWRC史上最年少表彰台を獲得し、翌2021年のラリー・エストニアで史上最年少WRC優勝記録を塗り替えると、2022年にはシーズン6勝を挙げ史上最年少WRCチャンピオンに輝いた神童だ。

 そのロバンペラは2025年シーズンをもってラリー競技を引退。2026年からはTGRファミリーの一員として国内最高峰の全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦し、新たにサーキットレースの最高峰を目指すことがすでに発表されている。

 そして今回、その挑戦への第一歩として、ロバンペラはハイテックからトヨタFRオセアニアに参戦することが発表された。ロバンペラはすでにフォーミュラマシンでのテストドライブやポルシェカレラカップなどへの参戦経験はあるものの、シングルシーターの本格フォーミュラレースシリーズへの参戦はトヨタFRオセアニアがほぼ初めての機会になる。

「次の夢と挑戦を追いかけるには、まさに絶好のタイミングだと感じている。この機会を最大限に活用できるように、最善の準備を整えて、綿密な計画を立ててきたんだ。シングルシーターの世界で自分に挑戦できることを、本当に楽しみにしている」とロバンペラは抱負を述べた。

 2026年のトヨタFRオセアニアは、1月9〜11日の第1戦で開幕を迎え、1月16〜18日の第2戦、1月23〜25日の第3戦、そして1月30日〜2月1日の第4戦『第70回ニュージーランド・グランプリ』という4週連続開催がスケジュールされている。

 ロバンペラ以外のドライバーでは、レッドブル育成のアービッド・リンドブラッド、2025年フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップbyアルピーヌ(FRECA)王者であるフレディ・スレーター、日本人ではりー海夏澄やTGR-DC育成ドライバーの中村仁などが参戦する。レースの様子はTGRニュージーランドの公式YouTubeチャンネルで配信される予定だ。

[オートスポーツweb 2025年12月02日]

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