押収された乾燥大麻=2日午後、大阪・関西空港 大阪府警関西空港署と大阪税関は2日までに、乾燥大麻約31キロ(末端価格約1億5000万円相当)をタイから密輸したとして、麻薬取締法違反(営利目的共同輸入)の疑いで、茨城県つくば市の会社員タ・ティ・リン容疑者(26)らベトナム籍の女2人を逮捕した。逮捕は10月12日で、既に起訴された。認否は明らかにしていない。
税関によると、関西空港では1994年の開港以来、乾燥大麻の一度の摘発量としては過去最大。約6万回分の使用量に相当するという。
逮捕容疑は10月12日、共謀の上、タイから飛行機で乾燥大麻計約31キロを営利目的で輸入した疑い。
小さくブロック状にした乾燥大麻を、乾燥エビや煮干しなどの食品で覆ってパッキングし、スーツケース4個に入れていたという。関東地方に住むタ容疑者らが関西空港を訪れたことを不審に思った税関職員がスーツケースを検査し発覚した。
タ容疑者らの携帯電話には、指示役とみられる者とのやりとりが残されており、同署は組織的な犯行とみて調べる。