
12月2日、メディアの調査・分析を行うニホンモニターが「2025タレントCM起用社数ランキング」を発表した。お馴染みの顔ぶれが並ぶなか、見慣れない名前が――。
「年間21社で単独トップに立ったのは、女優の川口春奈さん(30)です。味の素やカルビーなど生活に密着した企業から金融・ITまで幅広く起用され、3年連続で年間王者となりました。20社で続いたのは、ここ数年川口さんと激しいトップ争いを繰り広げている芦田愛菜さん(21)です。また男性陣では、俳優の賀来賢人さん(36)が17社でトップに。大谷翔平選手(31)が15社で続き、Snow Manの目黒蓮さん(28)が12社で男性3位に入りました」(テレビ誌ライター)
さらに今年躍進したタレントとして、Snow Man・佐久間大介(33)、Travis Japan・松田元太(26)のほか、やり投げでパリ五輪金メダルを獲得した北口榛花(27)も名を連ね、広告界に新風を吹き込んでいる。
そんななか、ひときわネットをざわつかせたのが、全体10位で男性4位にランクインした俳優・小倉史也(28)だ。ランキング発表を受け、ネット上では驚きの声が広がっている。
《え?誰?》
《名前だけだと誰か分からなかった》
《パッと顔が思い浮かばない》
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小倉が今年出演したのは、アプリシエイト、アマゾンジャパン、ウイングアーク1st、Uber Japan、カカクコム、コスモ石油、サムスン電子ジャパン、日本たばこ産業、三菱地所、ゆうちょ銀行、ROXXの計11社。鈴木亮平(42)やtimelesz・菊池風磨(30)と並ぶ起用社数で、“隠れCMキング”ともいうべき存在だ。顔を見ればピンとくる人は多いだろう。
サムスン「Galaxy S24シリーズ」のCMでは成田凌(32)との共演でモヒカンヘアを披露。三菱地所のCMでは白髪の老人役までこなすなど、変幻自在の“カメレオンぶり”を発揮している。
実は小倉は子役出身で、芸歴24年。デビューは4歳のときに出演した’01年放送の『月曜ミステリー劇場 弁護士 朝吹里矢子−贈る証言−』(TBS系)。’08年から’09年にかけて公開された『本格科学冒険映画 20世紀少年』では、香川照之(59)が演じたヨシツネの幼少期役も務めた。
そんな小倉のCM出演が増えた転機は’22年に出演したNIKEのCM『Welcome to Nike Juku』のオーディションだったそうで、本誌の取材に対し、こう明かしている。
《実はオーディションを受けた日に、闘病していた父が亡くなって……。それ以来、お仕事がどんどん決まるようになりました。仕事に対しては私自身もより気を引き締めるようになったのですが、父からのプレゼントだと思っています》(「WEB女性自身」‘25年7月20日配信、以下同)
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さらに、自身の強みについては《役柄って、少しキャラクターを誇張したものだったり、自然体に徹するものがあったりすると思うのです。自分でいうのもなんですが、僕は切り替えが早いほうで、それで起用されているのだと思います》と述べ、短い秒数のなかでも《“求められている役”を超えてみせる》という意識を持って臨んでいるという。
本誌の取材時、《街で声をかけられることは本当にないんですよ(笑)》と語っていた小倉だが、その存在感はもはやCMの枠を超えつつある。9月には’26年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』への出演も発表され、まさに飛躍の年を迎えようとしている。
’26年は、小倉史也の名がこれまで以上に世間に広く知られる年となりそうだ。
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