
阪神タイガースOB会長、掛布雅之氏(70)の野球殿堂入りを祝う会が2日、阪神球団主催で大阪市北区のザ・リッツ・カールトン大阪で行われた。
阪神藤川球児監督(45)や阪神OB会の川藤幸三前会長(76)、岡田彰布オーナー付顧問(68)らが出席。司会はフリーアナウンサーの有働由美子さんが務め、阪神一筋のプロ野球人生で3度の本塁打王、1度の打点王に輝き「ミスター・タイガース」と呼ばれた希代の強打者の殿堂入りを祝った。
ゆかりの人々を前に、掛布氏は「私は子どもの頃、長嶋さんに憧れ、プロ野球選手になりたい。高校3年生の時に阪神のテストを受けさせていただき、昭和49年に阪神に入団させていただくんですけども、2月1日のキャンプイン。僕は安芸キャンプに連れて行ってもらえなかったので、甲子園球場でのキャンプスタートだったんですが、その私のロッカーの前に31と書いた真新しいタテジマのユニホームに袖を通した瞬間、僕の子どもの頃からの夢がかなった瞬間でもあります」とプロとして歩み出したころを思い起こしてあいさつ。夢の続きを確かなものにするため、バットを振り、先輩の背中を懸命に追いかけていったことを語った。
そのうえで「素晴らしい仲間に恵まれ、1985年、昭和60年のリーグ優勝、日本一も経験させていただきました。こんなに幸せな人生はないと思います。改めて、阪神ファンの声援がなければ、この場でこのようなあいさつができるような人間じゃなかったと思います。改めて阪神ファンの方たちにお礼を申し上げて、ごあいさつに代えさせていただきます。本当にありがとうございました」とあいさつを終えた。
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