【阪神】佐藤輝明が母校凱旋「近大マグロ」贈呈され「誰に食べてもらおう…」32キロ超、600貫

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2025年12月02日 20:00  日刊スポーツ

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近大マグロが贈られ記念撮影する阪神佐藤輝(撮影・上山淳一)

マグロパワーで肉体改造や! 阪神佐藤輝明内野手(26)が2日、母校・近大で「セ・リーグMVP受賞記念セレモニー」に出席。


集まった学生たち約1200人の前で同大学名物の「近大マグロ」が贈呈された。すし600貫分にもおよぶ特大サイズだ。飛距離アップなどを目指し、体づくりにも目を向ける今オフ。栄養価も豊富な高級品で、来季も母校がフィーバーする活躍を目指す。


   ◇   ◇   ◇


集まった後輩たちの前で、佐藤輝は驚きの表情を隠さなかった。母校・近大出身者では初のセ・リーグMVP。お祝いとして送られたのは全長約1・2メートルの「近大マグロ」だった。驚きと喜びが入り交じりながら、振り返った。


「デカいですね…。ちょっと1人じゃどうにもできないので。ちょっと考えます」


02年に同大学が世界で初めて完全養殖に成功した近大マグロ(クロマグロ)。自身も在学時からたびたび口にしてきた、大学の看板製品だ。今回贈呈されたのは重さ32・2キロで、値段にすると約25万円相当のもの。すしにするとおよそ600貫分ほどの量に及ぶという。「誰に食べてもらおう…」とうれしい悩みを明かしていた。


40発&102打点で打撃2冠を獲得した今季。さらなる飛距離アップなどを目指し、今オフは体作りにも目を向けて取り組んでいく。「全身ですね。“赤身”を増やします。ちょっと(体を)大きくしようかなと」。高タンパクで、ビタミンなども豊富。栄養価の高い高級食材で、疲労回復などの効果も期待される。母校から受けたマグロパワーを全身にみなぎらせ、来季はさらなる飛躍を目指す。


この日の凱旋(がいせん)イベントには、学生たちを中心に約1200人が集結。学内の事前告知はなかったが、大勢の学生らが駆けつけ、会場は人であふれかえっていた。「僕もびっくりしましたね。学生がほとんどだと思うんですけど、集まっていただいてうれしかったですね」。


大学時代は1年春からレギュラーとして試合に出場。関西学生野球連盟のリーグ新記録となった通算14本塁打は、いまだに破られていない。自身の礎を作ってきた4年間。結果を出したからこそ帰って来られた学びやで、さらなる飛躍を誓った。


「(また来年)いい結果を残して戻って来られるように頑張りたいですね。しっかりまたいい報告ができるように」。さらなる結果を残し、来季も母校に帰ってくる。【波部俊之介】


◆近大マグロ 02年に世界で初めて完全養殖に成功し、近大と豊田通商の子会社であるツナドリームが卵から人工ふ化して成魚まで一貫して生産したクロマグロ。高タンパクで低脂質な食材として知られており、体に必要なミネラルの1つである鉄や骨の健康を維持するために欠かせない栄養素であるビタミンD、疲労回復に役立つといわれるビタミンB1など豊富な栄養素が含まれている。

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