高市首相の「働いてまいります」流行語大賞に疑問噴出…忖度しすぎ? 違和感ある流行語は他にも

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2025年12月02日 21:00  週刊女性PRIME

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高市早苗首相

 12月1日、『現代用語の基礎知識』(自由国民社)が選ぶ「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」のトップテンが発表され、年間大賞に高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が選ばれた。

過去には集団的自衛権も受賞

「このフレーズは高市さんが、10月に自民党総裁に選ばれた際に発したフレーズです。高市さんは表彰式にも出席し、この言葉について『賛否両論いただきました』と語り、『多くの国民の皆さまに、働きすぎを奨励するような意図はございません』とも釈明しています」(スポーツ紙記者、以下同)

 だが、ネット上では、《ん? これってまわりで流行ってるか?》《なんか最近、流行語大賞どこかおかしいんだよな》といった疑問の声も並ぶ。

「流行語大賞では近年、政治系のフレーズが多く選ばれていますが、お笑い芸人の一発ギャグのような、一般の人たちも日常的に用いているフレーズではないので“流行っていない”と違和感を持つ声があがってしまうのです」

 2014年には、連日のように新聞やテレビのニュースで耳にしたフレーズ“集団的自衛権”が流行語大賞に選ばれている。

「この年の国会では日本国憲法の第9条の解釈を変更し、集団的自衛権を行使できるようにする安保法制をめぐって議論が紛糾しました。ちなみに“集団的自衛権”の受賞者は賞を辞退しており、誰であったかも明かされていません」

 2003年には“毒まんじゅう”が大賞に選ばれている。この言葉を用いたのは、のちに2018年に亡くなった政治家の野中広務さんだった。

「野中さんは同年9月に行われた自民党総裁選で、小泉純一郎さんを支持する議員たちと激しく対立し、そのうちの一人であった2019年に亡くなった村岡兼造さんを『毒まんじゅうを食らったのではないか』と批判し、このフレーズが話題となりました。野中さんは総裁選後の同年10月に政界を引退しています」

 このほかにも1999年には2000年に亡くなった小渕恵三首相の「ブッチホン」も流行語大賞を受賞しているが、こちらも世間に浸透したとは言いがたいフレーズだった。

 今回、新たに政治系の“迷フレーズ”が加わる形となった。

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