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2025年12月02日 22:00 ねとらぼ

築54年のマンションをリノベーションして、“未完成”の住まいを楽しむルームツアー動画が、YouTubeで人気です。記事執筆時点で再生回数が6万1000回を超えるなど、反響を集めています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「リノベる。マンション購入とリノベーション」(@RenoveruJp11)。中古マンションの購入とリノベーションのワンストップサービスを提供するリノべる株式会社が運営するチャンネルで、ルームツアーのほか、中古リノベの役立つ情報などを発信しています。
今回紹介するルームツアーは、リノべるでオフィスや商業施設のリノベーションを手がけるデザイナー・加藤さんの自宅。あえて“未完成”にすることで、ライフスタイルや好みに合わせたフレキシブルな住み方を楽しめるという、建築のプロならではのこだわりが詰まったお部屋、さっそく見ていきましょう!
玄関を入ると、真っ先に目につくのは、壁にかけられた自転車! そして隣にはDIYで自作したという靴箱が並びます。入っていきなり広がるオシャレ空間に、思わず目を奪われます。
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靴箱の向かいには、たくさんの書籍が並ぶ自作の棚が置かれています。ラワン合板にオスモオイルを塗って仕上げた棚は、とてもオシャレで容量もたっぷり。「工業的なデザインが好き」とのことで、全体的に装飾は抑えめで、照明もシンプルなLEDライン照明を採用しています。
天井にある築古特有のスラブ下配管やむき出しの躯体の壁で、雰囲気は全体的にスタイリッシュ。一方で、ほど良い温もりをプラスしているラワン合板の壁が良いアクセントになっています。
ダイニングには、こちらも自作の半円形のテーブルがあり、荷物の一時置き場として使っているそう。DIYで作ったアイテムのクオリティが、どれも高い……!
ダイニングの奥には、なんと部屋の中央にキッチンがあり、全方位から丸見え。そして冷蔵庫は驚きの業務用! 背の高い家具を置きたくなかったとのことで、キッチンと同じ高さの冷蔵庫にしたそうです。おかげで部屋の奥まで見通すことができ、室内を広く感じます。
冷蔵庫の上には、天井のダクトレールから伸びたコンセントプラグが下がっていて、調理家電や充電器の使用など、ちょっとした機器の使用に便利です。
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冷蔵庫の奥には、自分で設計したという造作キッチンを設置。天板はステンレスの4×8板(しはちばん)で、キッチンパネルも磁石がつくタイプのステンレスを使用。コンロはIHとガスを使い分けられる作りになっています。ステンレスはメンテナンスも楽とのこと。
キッチンの下は既成のコンテナを使った引き出し収納で、サイズ感の違うコンテナが綺麗に収まっている様子は、まさに工業的なオシャレさにあふれています。
キッチンの奥はリビングです。キッチンより床を低くして天井高を取り、開放的な空間に仕上がっています。外は緑も豊かで、外からの視線が気にならないところがお気に入りとのこと。窓はマンションの管理組合の許可を取ってカバー工法で取替え。都会の喧騒を感じさせない静かな空間となっています。
リビングの窓に面した仕事机も造作で、キャスターがついているのがポイント。知人が遊びに来た時などは、部屋の中央に移動してパーティー用のテーブルとして使えます。ソファーもベッドにできる可動式で、ローテーブルもサイズを変更できるタイプ。気分や用途に応じていろいろな物を動かせたり組み替えたりできるような部屋にしたいと、最初の段階から考えていたそうです。
リビングの隣は寝室。ベッドを置かず、小上がりにマットレスを敷いたシンプルな部屋になっています。マットレスをめくると、小上がり部分が大きな床下収納になっていて、利便性も抜群。コンセントや電灯のスイッチは、枕元の左右両側に設置してあるので、どちらからでもスマホの充電や消灯ができます。
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寝室の隣のドアは、クローゼットです。アパレル店舗で使われることが多いワイヤー式のハンガーパイプは、必要に応じてパイプの高さが変えられる優れもの。ロングコートなどをかけるために、下のワイヤーを取ることもできます。とっても便利!
水回りはドアを開けると、真っ白な広々とした空間が広がります。驚いたことに、バス・トイレ・洗面台が仕切りのない一つの空間にあり、洗濯機も設置してあります。広々としていて統一感のある空間にしたかったため、このような作りにしたそうです。
バスエリアには段差を設けてあり、カーテンを閉めれば、他の箇所が濡れる心配はないとのこと。またタオルウォーマーも設置してあり、タオルを乾かすだけでなく、簡易的な暖房や湿気対策にも役立っているそうです。
水回りと部屋の間の壁も収納として活用。ちょっとした小物を収納しているほか、エアコンのリモコンやインターホンもここに収まっています。扉にはつまみをつけず、指を引っかける小さな丸い穴を開けているだけなので、閉じていると扉と気が付かないほどスッキリ見えます。
今後も棚を造作のものでそろえたり、照明も簡単に取り替えられるものにしたり、暮らしやすく好みに合うように変えていきたいという加藤さん。おしゃれで、住みやすそうな自宅は、さすがにプロのデザイナーですね! コメント欄には「とても設計者さんらしい、素敵な空間と思いました」「大好物です!」「かっこいい、、!!」などの反響が寄せられています。
動画提供:YouTubeチャンネル「リノベる。マンション購入とリノベーション」
YouTubeチャンネルリンク:https://www.youtube.com/@RenoveruJp11
運営会社:リノべる。
運営会社URL:https://www.renoveru.jp/
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