成田童夢、アスリート育成アカデミー開校発表「日本のスポーツ教育に新しい風を起こしたい」

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2025年12月02日 22:38  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

成田童夢(2024年11月撮影)

06年トリノオリンピック(五輪)のスノーボード男子ハーフパイプ日本代表でタレントの成田童夢(40)が世界へ活躍できるアスリートを育成するアカデミー「新・童夢ドリームアカデミー」開校を発表した。2日までにX(旧ツイッター)なども更新し、概要を明かした。


発表文では「翌年2月に開催されるミラノ冬季五輪を前に、私が出場したトリノ五輪からちょうど20年。この節目の年に、もう1度“日本のスポーツ教育に新しい風を起こしたい”という強い決意があります」と掲げ「日本のスポーツ教育は、才能・環境・指導者との出会い−そのすべてに左右されやすい構造の中にあります。私の小中学生時代、体育の成績は常に最低評価の『1』。得意なことより苦手なことの方が多く、世界なんて遠い存在でした。しかし、思考と身体をリンクさせる“アスリート脳”を育てることで、私はスノーボード・ウエークボード・モーグルスキー・水上スキーという複数の競技で、日本一・世界一を獲得することができました。これは才能ではなく、再現性のある成長のプロセスをつかんだからです。今、私はそのメソッドを体系化し、未来の子どもたちへ手渡したい。本気で世界を目指せる環境を、日本のどこにいても受けられる仕組みを作りたい。そう強く思い、このアカデミーを立ち上げます」と思いをつづった。


アカデミーはスノーボードだけでなく、さまざまな競技で活躍できるアスリートを育てていくという。独自の成長メソッドとして、再現性のある「7Dメソッド」を導入。童夢(DOME)×夢(DREAM)−“D”を軸にした成長プロセスとし、DISCOVER、DEFINEDEVELOP、DISCIPLINE、DISPLAY、DOMINATE、DEEPENの7ステップで子どもから大人まで成長の土台を構築するという。


授業はオンライン形式も取り入れ、全国どこからでも学べる環境の中で、定期的にリアルでのトレーニング・合宿・講習会も実施する。講師には他競技の第一線で活躍したアスリートも登場予定という。


成田は「日本から、世界に立ち向かえるアスリートをもっと増やしたい。結果を出すための“正しい努力”を知り、自分の身体と頭を武器にし、夢を自分の手でつかむにいく若者を育てたい。才能や環境で諦めるのではなく、努力の積み重ねが確かに未来へつながる社会を作りたい。そして何より、あの日、体育1だった私が世界をとったように−「誰にでも飛躍のチャンスはある」ことを証明し続けたい。童夢ドリームアカデミーは、その“証明の場”として必ず形にします」と呼びかけた。


アカデミーは早ければ年内に募集を開始し、詳細は公式SNS、特設サイトで公開していくという。

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