2025年F1第18戦シンガポールGP アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームに所属するアイザック・ハジャーは、2026年シーズンにオラクル・レッドブル・レーシングへ移籍することについて、コメントを発表した。
2024年にFIA F2を選手権2位で終え、今年レーシングブルズからF1にデビューしたハジャーは、フランス出身の21歳だ。F1のデビューレースとなった開幕戦オーストラリアGPでは、ハジャーは雨のなかで行われた決勝レースのフォーメーションラップ中にクラッシュを喫し、人目を憚らず悔しさを見せていた。
第3戦日本GPでキャリア初入賞を記録すると、そこからポイント獲得を重ね、第15戦オランダGPでは3位に入賞し表彰台に登壇した。以降第23戦カタールGPまでに51ポイントを獲得し、現在はドライバーズ選手権で10位につけている。
ハジャーはレッドブル移籍について、チームからの信頼に感謝を述べ、準備はできていると自信を見せた。
「この機会を与えてくれたこと、そしてF1の最高レベルでレースができると信頼してくれたことについて、オラクル・レッドブル・レーシングに心から感謝している。(レッドブルの)ジュニアチームに加入して以来、懸命に積み重ねてきた努力の末に得られる素晴らしい恩恵だ。キャリアを通してたくさんの浮き沈みがあったが、彼らは僕を信じてプッシュし続けてくれた」
「ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームとの1年は本当に素晴らしいもので、たくさんのことを学び、初めての表彰台を獲得した。チームのサポートと準備のおかげで、レーシングドライバーとしても人間としても大きく成長したと感じている」
「オラクル・レッドブル・レーシングに加入するための準備はできている。彼らが同じように感じてくれていて嬉しいし、誇りに思っている。最高の移籍だ。ベストなチームで仕事をし、マックス(・フェルスタッペン)から学ぶのが待ちきれないよ」
ハジャーの移籍に伴い、現在レッドブルでRB21のステアリングを握る角田裕毅は、2026年はテスト&リザーブドライバーとしてチームに残ることになる。またレーシングブルズは、リアム・ローソンが残留し、チームメイトとして新たにレッドブルの育成ドライバーであるアービッド・リンドブラッドを起用することも明らかになっている。
[オートスポーツweb 2025年12月03日]