
異例の退団会見で、感謝の言葉を紡いだ。DeNAから西武へのFA移籍が決まった桑原将志外野手(32)が2日、横浜市内の球団事務所で退団会見を行った。自ら志願した会見で「横浜DeNAベイスターズというチームが、僕という野球像に導いてくれた」と、14年間の感謝を口にした。
ファンの存在があってこその“ハマのガッツマン”だった。「応援歌の『ガッツマン』というフレーズが、これまでの僕の野球人生を後押し、作り上げてきたと心の底から思います」。背番号1を託された18年ごろには「かっこよく、きれいに野球をやりたい」という思いが芽生えた。葛藤もあったが、自分のプレースタイルを貫いた。球場に響く、あの応援歌があったから−。
新天地でも“ガッツマン”であり続ける。「求められることは変わるかもしれないですけど、僕は僕らしく。精いっぱい、全力でプレーする。僕にはそれしかできないので」と迷いはない。「プレースタイルが変わったら、ユニホームを脱ぐしかない。そのぐらいの覚悟を決めている」。プロ15年目も変わらず、桑原らしく突っ走る。【山本佳央】
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