
愛媛県在住の30代女性・たぬさんが感謝を伝えたいのは、とある店で出会った2人の年上の女性たちだ。
「自分のことは自分でしなければならない」と考え、育児中は孤独感にさいなまれていたMさんは、その2人に救われたのだという。
あの日、買い物に来ていた女性客たちへ
<たぬさんからのおたより>
その日わたしは、0歳の子供を抱っこしたまま、1週間分に近い大量の買い出しをしていました。
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会計後、店員さんは重たい買い物カゴをカートにまでは乗せてくれました。
しかし、私はそこからサッカー台に乗せることもできず......。
「お互い様やけんね〜!」
すると、隣にいた60代くらいの女性が、「お互い様やけんね〜!」と、カゴを台の上に乗せてくれたのです。
それだけでもありがたかったのですが、その後、1人で袋に商品を詰めていると、今度は80代くらいの女性に声をかけられました。
「大変でしょ、私が荷物を詰めてあげるから」
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その方はそう言って、変わりに袋に商品を詰めてくれて......。
かわりに荷物を詰めてくれて...(画像はphotoACより)
流石に申し訳ないと思い、「大丈夫です! 大丈夫です!」と、遠慮したのですが、
「いいのよ赤ちゃんも抱っこして大変でしょ」
と、引き続き詰めてくださったのでした。
「自分のことは自分で」と思っていたけれど...
昔の「みんなで子供を育てる」という環境とは違い、今は親が子供を育てる時代なのだという印象がありました。
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他人は他人。自分のことは自分でしなければ、と思っていたのです。
時代は変わったと思っていたけれど(画像はphotoACより)
しかし、あの日であったお二人は、わたしを助けてくれました。なんて素敵な人たちなんだろう、と思いました。
子育て中は孤独を感じていましたが、お二人のおかげでとても心が温まりました。
感謝の気持ちしかありません。
あの時は、ありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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