米オープンAIが提供する対話型生成AI(人工知能)「チャットGPT」のロゴ 【シリコンバレー時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどは2日までに、米オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)が、社内で「コード・レッド(非常事態)」を宣言し、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」の改良に注力するよう指示したと報じた。新たなAI基盤モデルを公開した米グーグルの台頭に危機感を示したとみられる。
社内文書を基に報じた。報道によると、チャットGPTの回答の最適化や応答速度の向上、回答できる質問の幅を広げることなどを指示した。チャットGPTの改良に集中するため、広告やパーソナルアシスタントなど別の分野での開発を遅らせるという。