2ゴールを挙げたクリスティアン・ロメロ(中央)[写真]=Getty Images プレミアリーグ第14節が2日に行われ、ニューカッスルとトッテナム・ホットスパーが対戦した。
ここまで13試合を消化したリーグ戦で5勝3分5敗を記録し、勝ち点「18」の12位につけるトッテナム・ホットスパー。今夏にトーマス・フランク監督を招へいした同クラブは、開幕直後こそ順調なスタートを切ったものの、現在は直近の公式戦7試合で1勝のみと苦しんでいる。対するは、同じく勝ち点「18」の13位ニューカッスル。プレミアリーグで連勝中の勢いそのまま、ホームでの直接対決へと臨む。
試合は序盤からニューカッスルが主導権を握り、トッテナム・ホットスパーを圧倒。35分に訪れたジョエリントンの決定機はポストに嫌われたものの、37分まで相手のシュートを0本に抑え込む。
スコアレスで終盤戦へと突入するなか、71分にホームチームが均衡を破る。左サイドでボールを持ったアンソニー・ゴードンがドリブルを開始。スピードに乗りながら2枚のディフェンダーを振り切り、左足でゴール前にクロスを入れる。ニアで待つニック・ウォルトメイドがワンタッチで落とすと、ブルーノ・ギマランイスがコンパクトに右足を一振り。鮮やかにネットを揺らして先制した。
一方のトッテナム・ホットスパーも、78分にゲームを振り出しへと戻す。ポゼッションで相手を左右に揺さぶり、ペドロ・ポロが右サイドに張るモハメド・クドゥスへと展開。細かいタッチで中に運びつつ、マーカーのタイミングを外すように左足でクロスを送る。ゴール前に残っていたクリスティアン・ロメロがニアに飛び込み、ダイビングヘッドで同点弾をマーク。アウェイチームが追いついた。
しかしその3分後、ニューカッスルが左サイドでのコーナーキックを獲得。クロスはゴールに繋がらなかったものの、ゴール前でポジションを争ったダン・バーンがロドリゴ・ベンタンクールに倒される。オンフィールドレビューにより、主審はホールディングと判断。ゴードンがPKを成功し、ニューカッスルが再び勝ち越した。
そんななか、後半アディショナルタイムに劇的な結末が訪れる。90+5分にトッテナム・ホットスパーがコーナーキックを得ると、キッカーを務めたマティス・テルがインスイングのクロスを供給。ボールはGKアーロン・ラムズデールのパンチングで弾かれたが、落下点に入ったC・ロメロがダイナミックなオーバーヘッドを披露する。バウンドしたシュートは密集をすり抜けてゴールイン。終了間際にまたもトッテナム・ホットスパーが追いついた。
結局、そのまま試合は2−2で終了。両者1ポイントずつを分け合った。次節は6日に行われ、ニューカッスルはホームでバーンリーと対戦。トッテナム・ホットスパーはホームでブレントフォードと対戦する。
【スコア】
ニューカッスル 2−2 トッテナム・ホットスパー
【得点者】
1−0 71分 ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)
1−1 78分 クリスティアン・ロメロ(トッテナム・ホットスパー)
2−1 86分 アンソニー・ゴードン(PK/ニューカッスル)
2−2 90+5分 クリスティアン・ロメロ(トッテナム・ホットスパー)
【動画】C・ロメロによる執念のオーバーヘッド弾!
❤️🔥闘将の強い気持ちが生んだ同点弾❤️🔥
1点ビハインドの試合終盤
スパーズのキャプテンの
執念のオーバーヘッドが炸裂💥
CBのロメロが気持ち溢れる魂のプレーで
アウェイチームが再び同点に🔥
🏆プレミアリーグ 第14節#ニューカッスル v #トッテナム・ホットスパー
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