「エクストララージ」「エックスガール」展開のビーズインターナショナルがシーインを提訴　模倣品販売停止と損害賠償を要求

　「エクストララージ（XLARGE）」や「エックスガール（X-girl）」などのストリートアパレルブランドを展開するビーズインターナショナルが、「シーイン（SHEIN）」のECプラットフォームおよびアプリ内店舗上で同社が保有する商標権を侵害する行為等があるとして、SHEIN JAPANなどに対し11月28日付で東京地方裁判所に提訴したと発表した。

　ビーズインターナショナルは1990年12月に創業。エクストララージやエックスガールのほか、「ミルクフェド（MILKFED.）」や「ローズバッド（ROSE BUD）」といったブランドを展開している。
　同社は日本国内外の模倣品対策に取り組んでおり、今回の提訴もその一環。SHEIN JAPANのほか、ロードゲット・ビジネス・ピーティーイー・エルティーディー、ファッション・チョイス・ピーティーイー・エルティーディー、ワンダーフロウ・サポート・ピーティーイー・エルティーディーを相手取り、商標権侵害に基づく差し止めおよび損害賠償を求めている。ビーズインターナショナルは模倣品対策について「故意か過失かを問わず、今後も関係機関への通報・法的措置を含めたしかるべき対応をとってまいります」とし、消費者に対しては「シーイン上にて販売されているXLARGE、X-girl、MILKFED.、SILAS等の当社ブランドを称する商品のご購入につきましては、十分ご注意ください」と呼びかけている。
　シーインを巡ってはビーズインターナショナルのほか、「コーチ（COACH）」などを擁する米タペストリー（Tapestry）や「プーマ（PUMA）」、H&Mグループなどが著作権侵害や商標権侵害、偽造、不正競争行為を理由に提訴。「ユニクロ（UNIQLO）」も、人気商品「ラウンドミニショルダーバッグ」の形態を模した商品の販売を不正競争防止法違反とし、損害賠償を求めている。