「夫婦の寝室」同室・別室どちらが多い? - 子どもがいる既婚女性に調査

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2025年12月03日 12:30  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ベビーカレンダーが運営する「ヨムーノ」はこのほど、「夫婦の寝室事情」に関するアンケート調査を発表した。調査は2025年10月27日〜11月7日、子どもがいる30〜59歳の既婚女性165名を対象にインターネットで行われた。


○3/4以上が「夫婦仲は円満」と回答


「夫婦仲は円満ですか?」との質問に対し、「とても円満」と回答した人は27.3%、「どちらかというと円満」と回答した人は50.3%で、全体の77.6%が「夫婦円満」であることがわかった。「わからない(6.1%)」という関係の良し悪しを判断しにくい状態の方も一定数いるようだ。



「夫婦円満」だと思う理由には、「お互いに、言いたいことを言い、ため込まないようにしているから」(49歳)、「特別仲が良いわけではないが、お互いへのリスペクトや労いもあり、会話も普通にするため」(34歳)、「週末一緒にウォーキングをしたり、子ども抜きで出かけることもあり、仲が良いと感じるから」(41歳)、「夫が単身赴任していて距離があるので、衝突やストレスもない」(39歳)といった声が寄せられた。



他方、「夫婦非円満」だと思う理由には「価値観が合わず、会話もなくなっているから」(43歳)、「隠し事が多く、お互いに本音で話せなくなっていると思う」(38歳)、「子どもの世話でバタバタしているため、夫婦間の会話がなくなってきているため」(40歳)といった回答が寄せられた。

○別室夫婦では約3割が「非円満」


現在の寝室スタイルを尋ねたところ、「同じ部屋で同じ布団・ベッドで寝ている」という人が28.0%、「同じ部屋で違う布団・ベッドで寝ている」人が39.1%。合わせると、夫婦の寝室が"同室"という人は67.1%と、多数派であることがわかった。



対して、「違う部屋で寝ている」という別室派は32.9%だった。


さらに、「同じ布団・ベッドで寝ている」人の93.7%が「夫婦円満」と回答。「同じ部屋で違う布団・ベッドで寝ている」場合は、82.8%が「夫婦円満」と回答していた。一方、「違う部屋で寝ている」人は、29.6%と、約3割が「夫婦非円満」と回答していた。



寝る場所が離れるほど「夫婦円満」の割合は下がる結果となり、寝室スタイルは"心の距離"にも影響していることが伺える。

○寝室スタイルは「習慣」「部屋数・広さ」で決まる?

「同じ布団・ベッドで寝ている」理由として最も多かったのが、「習慣的にそうなったから(63.0%)」だった。次いで、「部屋数が少ないから(37.0%)」「部屋が狭いから(19.6%)」という結果になった。同棲時代などからの流れで、今も自然と一緒に寝ている夫婦もいた。



「同じ部屋で違う布団・ベッドで寝ている」人は、「子どもが生まれたから(29.7%)」という理由が最多。「習慣的にそうなったから(21.9%)」「部屋数が少ないから(20.3%)」が続いた。子どもの成長や希望など、"育児"がきっかけになるケースが多いのが特徴だった。寝相やいびき、生活リズムの違いなど、身体的・生活的な理由で布団・ベッドの距離を取る夫婦も多く見られた。



「違う部屋で寝ている」理由としては、「生活リズムが異なるから(38.2%)」「夫のいびき・寝言がうるさいから(38.2%)」「子どもが生まれたから(27.3%)」が多く挙げられた。夫婦で活動時間がズレている場合や、騒音・室温の問題など、"現実的な選択"として別室にしている夫婦が多いようだ。

○約8割が寝室スタイルに「満足」


「現在の寝室スタイルに満足していますか?」という質問では、「とても満足している(37.0%)」「どちらかというと満足している(42.4%)」と、実に79.4%の人がポジティブに回答した。反対に不満を感じている人は2割程度にとどまった。



満足している理由には、「夫のいびきがひどくたまに1人で寝たいと思いますが、ケンカした時も同じ寝室だと気まずさが長引かず、すぐ仲直りできるため今のスタイルに納得している」(43歳)、「自分は1階で夫は2階で寝ているので、声も全く聞こえず、とても快適なため」(50歳)、「別室で寝ていますが、大きなトラブルもなく子どもたちも気分によって私側か夫側か寝る場所を決められるので気に入っています」(38歳)といった声が挙がった。



不満を感じている人からは、その理由として「狭いので同室で寝ていますが、私が暑がりで夫がとても寒がりで、よく揉めるため」(55歳)、「私は別々で寝たいが、話し合うのも面倒で現状維持に」(43歳)といった回答が寄せられた。



同室で寝ていても別室を望む声も多く、"理想と現実"のギャップに悩む人の存在も浮き彫りになった。それでも「納得のうえで選んだスタイル」という人が多く、"選択の自由"と"相互理解"が満足度を高めていると考えられる。

○円満のカギは「夫婦同室」派が僅差で優勢


夫婦円満のために、寝室は「夫婦同室」と「夫婦別室」どちらが良いと思いますか?と質問した。



「夫婦同室が良いと思う(23.6%)」「どちらかというと夫婦同室が良いと思う(24.2%)」と、"同室派"は合計47.8%という結果に。対して「どちらかというと夫婦別室が良いと思う(24.9%)」「夫婦別室が良いと思う(18.2%)」と、"別室派"は43.1%だった。



具体的な回答を見てみると、「寝室は同室」を選んだ人からは、「起床・就寝時間など、お互いの生活リズムを把握できた方が安心するため」(33歳)、「どんな1日でも、終わりと始まりを一緒に過ごすことでコミュニケーションが取りやすくなるから」(37歳)などの意見が寄せられた。



「寝室は別室」が良いと思う理由には、「結婚後も個人のスペースは確保し、1人の時間を大事にした方がお互い心地良く過ごせるため」(36歳)、「きちんと熟睡するなら、1人で寝た方が良いと思うから」(34歳)といった声が挙がった。



回答が二分した背景には、「安眠重視」と「コミュニケーション重視」という価値観の違いがあると考えられる。"夫婦の在り方"が多様化している時代ならではの結果とも言えそうだ。(Yumi's life)

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