ダブルハートボンド シルクレーシング初のJRAダートGI勝利なるか

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2025年12月03日 17:00  netkeiba

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チャンピオンズC2025に出走予定のダブルハートボンド(今年11月撮影、ユーザー提供:E.コーディエさん)
 (有)シルクレーシングがチャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)のダブルハートボンド(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)で、JRAのダートGI初制覇を狙う。

 (有)シルクレーシングはノーザンファームの生産馬が募集馬の中心となっているクラブ法人だ。古くはシルクジャスティスやシルクプリマドンナを輩出。11年のノーザンファームとの提携以降はアーモンドアイやイクイノックスなどの歴史的名馬を送り出してきた。

 そしてチャンピオンズCにはダブルハートボンドが挑む。7戦6勝のキズナ産駒。体質の弱さがネックとなってデビューが遅れたものの、大事に使われながら出世の階段を上がってきた。前々走のブリーダーズGCは初黒星となる2着だったが、前走のみやこSで牡馬相手に重賞初制覇。一戦ごとに力を付けている印象で、まだまだ底を見せていない。かつてない強敵相手となる今回も好勝負が期待できるだろう。

 (有)シルクレーシングはJRAのGIを26勝している。しかし、ダートに限ると09年のジャパンCダートのシルクメビウス、12年のフェブラリーSのシルクフォーチュンの2着が最高。また、ノーザンファームの生産馬に限ると、17年のチャンピオンズCのグレンツェント(10着)しか出走していない。地方のGI級も含めると、24年の羽田盃をアマンテビアンコが制しているとはいえ、意外にもダートとは縁がないのだ。ここでクラブの歴史に新たな1ページが刻まれるか。そういった意味でもダブルハートボンドの走りには要注目したい。

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