記者会見する経団連の筒井義信会長=3日午後、松山市 経団連の筒井義信会長は3日、松山市で記者会見し、日中経済協会(日中経協)や日本商工会議所と共に来年1月に計画する北京訪問について「予定通りの実施を期待している」と述べた。高市早苗首相の国会答弁を発端に日中関係が冷え込む中、中国側の受け入れが不透明な情勢だが、「経済界による交流の意義は一層高まっている」と強調した。
筒井氏は財界の訪中団について「歴史的に非常に意義のあるもので、コロナ禍を除けば一回も中断されたことがない」と指摘。文化面などを含め、「(両国が)幅広い分野で対話を継続することが重要だ」と訴えた。