
ソフトバンクのドラフト2位、九州共立大・稲川竜汰投手(21)が3日、日本ハム伊藤大海投手を目標に掲げた。福岡・北九州市内のホテルで契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約。「テレビで見ていてもすごく堂々としている。今年も沢村賞を取っていますし、球界を代表する選手なので」と北の大地のエースに目を輝かせた。
マウンドでは闘志を前面に押し出すが、プライベートでは「『優しいね』って言われたい。見た目が怖いって言われるので」と初々しい一面を見せた最速152キロ右腕。「プライベートで会った時にも塩対応じゃなくて『ありがとうございます』みたいな。『稲川選手って優しんだね』みたいな」。プロ野球ならではのファンサービスも丁寧に行っていくつもりだ。
福山龍太郎アマスカウトチーフも「根は本当に優しい子です。でもマウンド上では本当にふてぶてしい。どちらかというと“ケンカ投法”的な部分がある。今のプロ野球はフォームを気にすることが多いけど、彼の場合はグイグイ真っすぐで押していくことが武器。気持ちと球威、質のバランスが整っている」と語った。来季はリーグ3連覇がかかるソフトバンク。常勝軍団に楽しみなルーキーがやってくる。【只松憲】(金額は推定)
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