旧網走監獄、床板の隙間から受刑者の文書発見「貴重な資料です!」 学芸員が解読進める

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2025年12月03日 21:30  オリコンニュース

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博物館網走監獄は、受刑者による文書が発見されたと発表した。
 明治以降、数多くの受刑者を収容した網走刑務所の旧建造物を移築・復元し、保存公開する博物館網走監獄は、3日までに公式サイトを更新。受刑者による文書が発見されたと発表した。

【写真】「一体何を書き残したのか」旧網走監獄で見つかった受刑者による文書

 同施設は「現在行われている五翼放射状舎房の耐震工事にて、受刑者による文書13枚が発見されました。見つかった場所は、第三舎房十一房の床板の隙間です」と報告。小さく丸められた文書の写真を公開した。

 さらに「写真のように丸まっていた資料に当て布をしてアイロンで伸ばし、読める状態にしました」として内容も公開。「これらの文書は、現在学芸員によって解読が進められています。受刑者が何を思って何を書き残したのか、さらには書かれた当時のことを知ることができる、貴重な資料です!」と説明した。

 網走監獄は、1890年に設置された網走囚徒外役所に端を発する。1903年の監獄官制発布に伴い網走監獄となった。その6年後、火災により建物の大半を焼失。現在の建物は12年に再建された。旧網走監獄の庁舎ほか2棟は、監獄における主要施設であり、明治期の木造監獄建築の数少ない遺例として歴史的価値が高く、重要文化財に指定されている。

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  • 日本共産党議長だった故 宮本顕治も収容された。
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