今夏にトッテナムを退団したソン・フンミン [写真]=Getty Images トッテナム・ホットスパーは3日、韓国代表FWソン・フンミン(現:ロサンゼルスFC)が9日にホームスタジアムを訪れることを発表した。
スパーズで一時代を築いた“レジェンド”が帰還する。クラブの発表によると、ソン・フンミンは現地時間9日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節スラヴィア・プラハ戦に合わせて『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』を訪れるという。試合のキックオフに先立ってピッチに立ち、かつての本拠地に詰め掛けたファン、サポーターに直接別れを告げるようだ。
ソン・フンミンのトッテナム・ホットスパー退団は今夏のアジアツアー中に発表されたため、セレモニーなどでファン、サポーターに直接語り掛ける機会は実現しなかった。この特別な機会を前に、ソン・フンミンは次のようなコメントを発表している。
「スパーズを離れるという辛い決断を発表したのは韓国だったので、スタジアムのファンのみんなにきちんと別れを告げる機会がなかった。12月9日のCLの試合でロンドンへ戻り、10年間に渡るサポートと愛が僕と家族にとってどれほど大きな意味を持っていたかをスパーズファンのみんなに直接伝えることができる。とても嬉しいよ。感情的になるかもしれないが、僕にとっても、クラブにとっても、この機会が実現することは大切なことだ」
現在33歳のソン・フンミンは2015年夏にレヴァークーゼンからトッテナム・ホットスパーに加入した。約10年間でクラブ歴代5位の公式戦454試合に出場し、同歴代4位の173ゴールをマーク。アジア人初のプレミアリーグ得点王に輝いたほか、2023−24シーズンからはキャプテンを務め、昨シーズンにはクラブとして17年ぶりのメジャータイトルとなるヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献した。
今夏に加入したロサンゼルスFCではここまで公式戦13試合に出場し12ゴール4アシストをマークするなど、アメリカの地でも輝きを放っている。
【動画】ソン・フンミンのトッテナム時代のゴール集