平均借入額8,000万円目前の東京で、9割が“住宅ローン選びを後悔” - その理由とは

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2025年12月04日 08:20  マイナビニュース

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MFSが運営する住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」は11月27日、「住宅ローン」に関する調査結果を発表した。同調査は9月29日、住宅ローンユーザー1,000名を対象に、インターネットで実施した。


住宅ローンを決める際の情報源の伸び率について調べたところ、最も高かったのは、「AI」(5.5倍)で、「SNS(X、Instagram、TikTok、YouTube)」(4.3倍)が続いた。比較サービス(3.0倍)やファイナンシャルプランナー(3.5倍)よりも高かった。



借入希望額は、不動産価格の高騰を受け、増加の一途を辿っている。特に東京都では、平均借入額が8,000万円近くになっている。今後も不動産価格は上昇する可能性が高く、それに合わせて借入希望額も増えると考えられるという。


不動産価格の高騰を受けた影響としては、ペアローン利用者の増加も挙げられる。特に東京では35%近くまで上昇。夫婦世帯のうち共働き率は70%と言われているため、ペアローン比率はまだ増加する可能性があるという。同社では、ペアローン比率が高まると、さらに不動産価格が上昇する可能性があると指摘している。


ペアローンとともに、返済期間35年超の「超長期ローン」で借りる人の割合も増えている。最近では「ペアローン&超長期ローン」という借り方が東京を中心に増えており、「モゲチェックユーザー(東京)」で、ペアローンを組む人のうち、約30%が35年よりも長い超長期ローン(35年超のローン)を希望している。


年代別で見ると、20代はペアローンを組むユーザーのうち、半数近くが超長期ローンを希望している。東京の20代では、特に「ペアローン&超長期ローン」が浸透しているものと考えられるという。


直近で家を購入した人のうち、後悔していない人はわずか1割で、9割が後悔していると回答した。後悔したことで最も多いものは「金利タイプ(変動/ 固定)」(46%)、「金利水準」(37%)と、金利関連に集中している。「返済期間」(30%)に関するものも多かった。(フォルサ)

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